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コラム
リフォームか新築か
2018年4月19日
持ち家をお持ちの方なら、家が古くなればリフォームするか建て替えてしまうか大いに悩む問題に直面します。
その人を取り巻く環境により、リフォームが正解なのか建て替えが正論なのか全く異なる答えが出る時もあります。
そうであれば、結論ありきの話しではなく、現状を認識する事から始められる事をお勧めします。
リフォームか新築かを決断する前に把握しておく作業として次の様なものがあるかと思います。
1.耐震診断を受けているか
2.地盤が良好か
3.今の住宅の間取りがリフォームし易い間取りか(可変性能が良いか)
4.家を住み継いでくれる人がいるのか
5.家族が今の家にどの程度愛着を持っているか
6.家に投資出来る金額は最大でどれくらいか
etcが最低検討材料として把握しておかねばならない事項かと思います。
1.はリフォームするに際して基本的にどれくらいの費用が掛かるかを把握する為です。これはご自身では判断付き兼ねるかと思いますので専門家に依頼しましょう。費用は5万円前後ですが、自治体によって助成金が出ます。
2.は地盤調査する事により今度発生するであろう地震に対し、リフォームでそもそも耐えられるのか判断する資料となります。J-shis Mapで調べる事が出来ます。
3.現状の間取りを描いて専門家に見てもらうと良いでしょう。私にご相談頂ければ間取り変更が可能なのかどうかアドバイスいたします。
4.新築した際に大金を投じても自分の代が終われば解体される家なのか、自分の次の世代にも住んでもらえるのかで、お金の掛け方が変わって来ます。
5.住宅の耐用年数の大半は物理的耐用年数ではなく、経済的耐用年数で決まります。つまり飽きたら建て替えられてしまう運命にあるのが住宅です。愛着のある家なら建て替えの選択肢はありません。お金の問題ではなくリフォームを選ぶのが賢明です。
6.具体的に幾ら捻出出来るのかも判断材料です。
これらを整理して現状認識すれば、建て替えかリフォームかの決断は付きやすいのではと考えます。
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