建築士が処分

福味健治

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テーマ:【カフェテラス】

時事通信社 H24.12.25
 国土交通省は25日までに、学歴詐称や刑事事件を起こしたなどとして1級建築士3人の免許を取り消した。また、住宅エコポイントの虚偽申請をしたなどとして、38人を業務停止処分にした。
 国交省によると、受験資格がないのに大学の建築学科を卒業したなどと偽って、1級建築士試験に合格したとして、豊島寿1級建築士の免許を取り消した。広島市に設計事務所を開設しており、同省は関与物件の調査と安全性確認を広島県に要請した。
 静岡県で殺人事件を起こして刑が確定したとして大石一敏建築士を、長崎県の牛舎4物件で強度不足のまま工事を行ったなどとして黒田正三建築士を、それぞれ免許取り消しにした。 
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姉歯事件以降、建築士への処分が目立って増えています。社会の安全を守る使命から思うと違反は、当然許されるものではありません。
建築基準法は性善説に則って条文が書かれています。禁止事項を定める法律ですから、禁止されていない事項であれば、何でもして良いと解釈して、違反すれすれの行為をする者はもっといるはずです。
性善説には、一罰百戒の原則があります。処罰を対岸の火事とせず、自らを戒め社会に貢献することを求められるのです。建築士の資格はそれほど社会的責任が重く、それを社会に認めてもらうことで建築士の存在意義が確立されるのだと思います。

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福味健治(一級建築士)

岡田一級建築士事務所

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