秀光ビルドが工事の「見える化」を宣言しました
家造りに失敗する例として最も多いのは、全てを業者任せにしてしまう事です。
業者のする事を疑って掛かりなさいと云っている訳ではありません。幾ら建築のプロでも建築主さんに協力して貰わないと出来ない部分があると云う事です。
建築には数字で表現出来る定量的な要素と、数字で表現出来ない感性が支配する定性的な要素が含まれます。定量的な分野(耐震性能や温熱性能・省エネ性能等々)は建築の専門家に任せておけば望み通りに仕上げてくれます。長年培ってきた経験や知識でどうにでもなる分野です。
しかし、定性的な分野はそう云う訳には行きません。和風が好みなのか洋風が好みなのか、どんな色が好きなのか、人間関係はどうなのか、生活習慣はどうなのか、そう云った分野は幾ら建築のプロでも毎回が初体験なのです。以前に似たような感性をお持ちの人の家を造ったと云う経験はしていますが、人の顔が全て違う様に瓜二つの感性の持ち主なんていません。
この定性的な分野については、積極的に家造りに関与して貰わないと、「相手はプロだから任せておけば良い」と思い込んでしまうと、建てる人にとって都合の良い家になってしまい、住む人にとって都合の良い家には決してなりません。
専門家任せにして失敗する原因で最も多いのがこのタイプの失敗です。