グルーミングルームのある間取り
住宅性能評価には設計住宅性能評価と建設住宅性能評価の二種類があります。
●設計評価
設計住宅性能評価は、住宅の性能のうち、数値で評価できる9項目(10項目)について設計審査をもって評価するものです。
http://www.jin.ne.jp/oado/sinouhyouji1.html
●建設評価
建設住宅性能評価は、設計住宅性能評価で取得した住宅の性能を、建設現場で確実に発揮出来るよう施工がなされているかを、4回の現場検査で確認するものです。4回の検査の間に進む工事の部分に関しては、写真報告や工事監理報告書の提出を求められます。
また、設計住宅性能評価を取得した物件でないと建設住宅性能評価を取得することは出来ません。
●趣旨
性能評価の趣旨は住宅の性能を客観的に評価することにあります。ですので建設費が上がる事はありません。評価申請料・申請手数料が増えるくらいのものです。
●メリット
メリットですが、耐震等級によっては地震保険が安くなります。住宅ローン金利を下げてくれる金融機関もあります。
審査内容が長期優良住宅と多くの部分で重複していますので、簡単に長期優良住宅の申請が出来て、減税効果も狙えます。
この制度が発足したのが平成14年でまだ中古物件市場に評価付建物がそう多く出回っていませんので、なんとも云えませんが不動産価値(建物の不動産価値)が上がると云われています。
そして、第三者が建物を客観的に評価してくれている点が最も大きなメリットかと思います。
●客観的な評価
設計者や工務店の慣習や思い込みで、「この家は丈夫です」「この家は暖かい」と云われても、何に比べて丈夫なのか、何と比較して暖かいのか、評価書が無ければ判断出来ません。それを客観的に評価してくれている点にあると思います。
その他、万が一瑕疵問題等で訴訟沙汰になっても、建設住宅性能評価書を取得していれば、1万円で調停に入ってくれます。
性能評価は消費者保護の為に出来た法律です。よくご検討されて積極的にご利用されることをお勧めします。