秀光ビルドが工事の「見える化」を宣言しました
マンションか一戸建てかと云う話しは、マンションがブームになり始めた昭和40年代からずっとあるテーマで結論は出ません。
結局のところ、個人の好みの問題なのでしょう。そこで生活していて居心地よければどちらでも良いと云うのが当面の結論なのではと思います。
私見ですが、資産として住まいを考えると一戸建てに魅力を感じます。ここ20年位は土地値は長期低落傾向で待っていれば土地値は下がると云う感覚が定着していますが、そろそろ土地値も底打ち状態が見えてきています。3年後にはハイパーインフレが襲うと云う過激な経済学者も出始めています。
そうなった時、区分所有法で個人資産としての価値が曖昧になったマンションでは恩恵に蒙れないのではと云う懸念が残ってしまいます。
それと昭和40年代のマンションがそろそろ耐用年数に来ています。管理組合がしっかりしていて耐震改修等を行っているマンションは寿命がまだまだ延びますが、管理組合が脆弱でメンテナンスも行っていないマンションが数多くあります。
それらは姉歯事件のマンションと同様で現行建築基準法に合致していません。これらを資産として考える場合耐震補強にお金が掛かるばかりで本当に価値のあるものなのかどうか疑問です。
阪神大震災の時に、損壊したマンションの建替えがつい二年ほど前に竣工を向かえ話題になりました。地震後15年目にしてです。
以前の入居者は1世帯だけで、あとの住人は全て権利を手放されました。15年は人生の中ではやはり重い年月です。一戸建ての被災者さんより、余計な苦労をされた様にも思います。