コラム
地中から大量のコンクリート塊の障害物!宅建業者は地質、地盤の専門家ではないけど・・・。
2016年10月12日 公開 / 2021年3月2日更新
媒介業者の責任は?
●工場建設を目的に購入した土地の途中から大量のコンクリート塊が埋設さ
れていたとして、媒介業者が損害賠償請求された事例があります。
そもそも、地中の埋設物に関して、媒介業者に責任はあるのでしょうか?
・もちろん、買主にとって購入する土地に係る地中の埋設物や土壌汚染の有無
は、取引の重要な関心事だとは思います。
しかし、宅地建物取引業者は地質や地盤といった分野の専門家ではないので、
これら他の専門分野における特別の知識、経験、鑑定能力まで要求されるも
のではありません。
宅地建物取引業者は、顧客から特段の依頼がない限り、地中の隠れた瑕疵
の調査については、費用を要しない「地歴調査」(注1)を実施すれば足りると
され、将来のトラブル防止につながると考えられています。
(注1)地歴調査・・・例えば、かつてマンションが建っていたか?工場があった
か?またその利用の状況はどうであったか等。
その上で、どこまで地歴調査をしたかを顧客に説明し、そのおそれや可能性の
有無、また専門家による調査が未了であれば、未了という事実を明示するこ
とが重要となります。
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