インナーゲーム
朝、カフェに入ったときのこと。
珈琲を頼んで席につこうとしたら、店員さんがさっと椅子の上の小さなホコリを拭いてくれました。何気ない動作だけど、その瞬間、「あ、このお店は気持ちいいな」と感じました。
同じ仕事でも、ただやるだけの人と、「どうすれば気持ちよく過ごせるか」を考えてやる人がいる。たった一つの動作が、その人の姿勢や心遣いを表していますよね。
どんな仕事も、最初は誰にでもできることから始まります。しかし、その仕事のやり方によって、その人が一流の職人かどうかはすぐに分かります。実は、「誰でもできる仕事」こそ、誰がやるかで大きな差が生まれます。
例えば、10人に同じ掃除を頼んだとしても、仕上がりの質はそれぞれ異なります。「誰でもできる仕事」だからこそ、やる人によって結果が大きく変わります。
ところが、「自分は誰でもできることをやるためにここに来たわけじゃない」と考える人もいるでしょう。しかし、一流の人は逆の発想を持っています。
誰でもできる仕事を与えられたとき、それを誰にも真似できないレベルまで高める人がいます。その姿勢こそが「その人にしかできないこと」を生み出すのです。結局のところ、本当に一流の仕事とは、どんなにシンプルな作業でも、他の誰にも真似できないほどの完成度にまで高めることかな。そんなことをカフェで珈琲を飲みながら考えていました。
【小さな実践】
・身近なことを一つ、意識して丁寧にやってみる
・「どうせやるなら、自分らしくやろう」と考えてみる
・誰かの仕事の仕上がりを観察し、違いに気づいてみる
この小さな意識の積み重ねが、「その人にしかできないこと」につながっていきます。今日から試してみませんか?



