付き合いを欠席したときの前向き思考

小橋広市

小橋広市

テーマ:人生の軌跡と羅針盤

今回は、私自身が大切に思っていた「約束」を体調不良で休むことになった罪悪感を客観的な立場でお伝えします。
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休むことも大切な選択!

大切な予定がある日に限って、体調を崩してしまうことはないでしょうか。楽しみにしていた友人との集まり、家族のイベント、仕事の大事な会合。体が思うように動かず、やむを得ず欠席すると、「申し訳ない」「迷惑をかけてしまった」と罪悪感を抱いてしまうことがあります。
しかし、無理をして参加した結果、翌日さらに体調を崩してしまったことはありませんか? 休むことも大切な選択のひとつと考え、付き合いを欠席したときに罪悪感を軽くするための前向きな考え方についてお伝えします。

欠席に罪悪感を抱いてしまう理由

私たちは、小さなころから「人に迷惑をかけてはいけない」「約束は守るべき」と教えられてきました。そのため、急な欠席に対して「相手をがっかりさせたのでは」「信頼を失ったかもしれない」と自分を責めてしまいがちです。
特に、社会人になると責任感を重視する場面が増え、仕事の締め切りや重要な会議などの場面では、体調不良でも「頑張れば行けるかもしれない」と無理をしてしまうことがあります。しかし、無理をして参加することで、かえって状況が悪化する場合があります。

休むことも「大切な選択」

体調がすぐれない状態で参加すると、集中力が低下し、本来のパフォーマンスを発揮できません。また、感染症の可能性がある場合、周囲にうつしてしまうリスクもあります。無理をして出席した結果、「休んでおけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。今しっかり休むことで、次に元気な状態で関われると考えれば、罪悪感も軽くなるのではないでしょうか。

また、欠席して申し訳ないと感じても、相手は思うほど気にしていないことがほとんど。他の参加者はその場を楽しむことに集中していて、一人の欠席を深く気にすることは少ないものです。予定を変更したことで大きな問題が発生することは少なく、意外と周囲は「仕方ないね」と割り切ってくれるものです。自分が思っているほど、相手は気にしていないと考えるだけでも、気持ちが軽くなるかもしれません。

さらに、本当に大切なのは、その後のフォローです。たとえ大切な予定を欠席しても、後で「申し訳ない」「楽しみにしていたので残念です」「また次の機会に」と一言伝えるだけで、関係は十分維持できます。むしろ、体調を気にしてくれることに対して、相手が安心することもあるかもしれません。欠席そのものよりも、その後の対応が大事だと考えれば、無理をして参加することが必ずしも正解ではないと気づけるでしょう。

休む時間を前向きに活かす

体調を崩したときは、無理に罪悪感を抱かず、「この時間をどう使おう」と前向きに考えてみるのもよいかもしれません。

  • ゆっくり休むことで、次に向けてエネルギーを蓄える時間にする。
  • 好きな本や映画を楽しみ、心をリフレッシュする。
  • これまでの生活を振り返り、無理をしすぎていないか考える。

こうした時間を持つことで、よりよい体調管理や人間関係の築き方が見えてくることもあります。

休むことも人間関係の一部

大切なのは、無理をして義務的に参加することではなく、長期的に良い関係を築くことです。そのためには、体調が悪いときは素直に休むことも、ひとつの選択肢になります。そして、休んだ後は「フォローを忘れない」「次の機会を楽しみにする」ことで、罪悪感を軽くしながら関係を保つことができます。

健康でいることが、何よりも周りの人にとっても大切なことです。だからこそ、罪悪感を持たずに休む選択をしましょう。休むことに対して過度な罪悪感を持たず、自分の体を大切にする選択をしていきましょう。

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小橋広市
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小橋広市(講師)

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