家相学と建築風水は何が違う
私たちの協会Webに「住環境ライフコンディショニング」というプログラムがあります。Webを見た友人が「家を建てる???」
その友人から先日、電話があり「人間関係に力をいれているのは分かるけど、なんで住環境が関係あるねん?」とこんなことを聞かれました。言われてみると確かにそうですよね。
私は建築設計で何十年も他人の家庭のプライバシーに入り込み、それらを理解し把握した上で設計に反映させてきました。設計の仕事をしていると、良きにつけ悪しきにつけ家族の繋がりが観えてきます。建築設計で大切なことは、お施主様家族のそれぞれの想いをカタチにすることです。それは住環境が、家族の人生に大きく関わってくるからです。
新居を建てたり、既存の家をリフォームするというのは、家族全員が関わる、とても大きなイベント。それはただ部屋を増やしたり、キッチンを新しくするだけではなく、家族の生活そのものを見直し、より豊かなライフスタイルを目指す大きなチャンスでもあります。
住環境は、コンセントの数と位置、必要な家具、動線、照明の明るさ、壁の色、窓の大きさ、たとえ家族でも個々のライフスタイルは違うはずです。極端な話、親が子供の価値観やライフスタイルを十分に把握せず、思い込みや好みで計画してしまうことが多々あります。せっかく新築やリフォームしたのに家族のコミュニケーションが減ったという声はよく聞きます。
私の経験を踏まえた上で、そのような大切なターニングポイントに立つ時、家族全員の価値観やライフスタイルを尊重し、それを住環境に反映させるために「住環境ライフコンディショニング」というプログラムは、家族の新たなスタートには必要になってくると思います。
さらに、今までのライフスタイルが家族の悪習慣によるものかどうかを見極め、家族の個々のコーチングで正しいライフスタイルを構築するのも住環境ライフコンディショニングコーチの役割です。
このプログラムは、新しく住環境を計画する際に、家族全員の意見や価値観を具現化するための方法を学ぶことができます。そして、家族全員が参加することで、それぞれ個々の価値観を再確認し、共有する絶好の機会となります。
住環境ライフコンディショニングのプログラムを通じて、家族全員が一体となり、新たな家庭環境を作り上げることは、それ自体が新たなスタート地点となります。一人ひとりがより良い生活を追求し、それを家族全員で共有することで、新たなライフスタイルが生まれ、家族の絆が深まるのではないでしょうか。
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