目的地に行く地図が違う
人間関係で、何故かこの人とは話が噛み合わないということがありませんか?
次はイベントの打ち合わせで起こった出来事です。AさんとBさんがこのイベントの進行役です。Aさんは「どのように魅力的なイベントにするか」を打合せのテーマにしたいと言いました。
イベントの方向性を議論する時に目的志向型のAさんは、まず「イベントの目的を明確していないと問題点が出てこない」という考え方です。
一方、問題回避型のBさんは「問題点が後で出てくると、目的の方向性が変わるリスクがあるので、過去に開催したイベントの反省や問題点を先に出してからにしたい。」という考え方です。
今回は、Aさん、Bさん、どちらが間違っているかではなく双方のタイプの違いをお伝えしています。 目的志向型のAさんの特徴は、話の中で、度々出てくるのが、「展示会の目的は・・」とか「今年は新しいものを・・」 などのポジティブな言葉。
一方、問題回避型のBさんの特徴は、「こんなことが起こったら・・」とか「今年はこんなことがないようにしたい」というネガティブな言葉がよく出ています。こういう二人が、打合せ中に言い合いになったら収拾がつきませんね。
会社の会議でも、プライベートでも、このようなことはよく起こります。コーチの仕事もコーチングする際、クライアントにテーマを決めてもらいますが、クライアントによって、ゴールの決め方に、この二種類のタイプのクセが出ることがあります。
問題回避型のクライアントに目的志向型のコーチが、コーチングするとどうなるでしょう。まぁ、コーチはプロですからギクシャクすることはないでしょう。
普段の雑談なら問題にありませんが、コーチングする際、明らかにクライアントのタイプかが分かっている場合は、基本や定説通りにやるのが正解ではなく、その時の流れを優先し臨機応変に行ないます。
今回、お伝えした「目的志向型」と「問題回避型」は、いつも一定ではなく立場、環境、相手によって変わる場合があるので、あくまでも参考程度に考えておいて下さいね。
あなたの状況・状態・環境などに合わせて当記事の内容をアレンジし実践して下さいね。人はアウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。
もう1つ大切なこと、せっかく学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。もったいないです。
今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「人間関係の距離感を測るものさし」
タイプ別、内的基準と外的基準とは
【小さな実践】
普段から会話の中で相手が目的志向型か問題回避型かを観察する