初対面で話題に困らない会話術

小橋広市

小橋広市

テーマ:関係性コンディショニング

今回は初対面の時に話題に困らない会話術をお伝えします。コーチが使うテクニックですが、物事の捉え方を変えるテクニックとしても一般の方にも簡単に実践できます。

そのテクニックは、チャンクサイズ・コントロールで、何かの情報、或いは対象となるものの塊をチャンクといい、その塊の大きさを表すのがチャンク・サイズ。チャンクサイズには「チャンクダウン」「チャンクアップ」「チャンクスライド」の3つサイズがあります。


【チャンクダウン】

好きな動物は?→ネコです→好きなネコの種類は?→三毛猫です


【チャンクアップ】

三毛猫が好きです→他の動物では何が好きですか?→鳥が好きです→動物以外に興味があることは?


【チャンクスライド】

三毛猫が好きです→他にはどんな種類のネコが好きですか?


このような質問の意図は、あくまでも初対面の相手とのコミュニケーションが目的なので、相手にたくさん話してもらうことができれば、このようなテクニックは必要ありません。テクニックに頼らず、本質的なことを忘れないで下さいね。

余談ですが、コミュニケーションをとる際、相手の言動を観察しておれば、チャンクアップ傾向にあるのか、チャンクダウン傾向にあるのか、つまり、相手が細かい人か、大雑把な人かをある程度、理解できるので、互いに話しの焦点を合わせやすくなります。

びっくり箱

捉え方を変えるチャンクサイズ


チャンク・ダウンは、全体像は解りにくくなりますが、より詳細の部分が明確になります。一方、チャンク・アップは、細かい部分は曖昧になるかわりに全体像を把握できるようになります。

行き詰まった時には、物事が点でしか観えなくなるので状況から抜け出せず焦ります。そんな時にチャンクスライドで視座を変えると、新しい発想が生まれたり、閃いたりするので、行き詰まりを解消することにつながります。


学んだ知識やスキルを使うのを忘れないで使ってみて下さいね。


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あなたにも気付きがありますように



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「認知行動療法とNLP」
自分の思考や行動のクセを把握し、認知と行動パターンの歪を整える



【小さな実践】
チャンクダウン・チャンクアップ・チャンクスライドを日常的に使ってコミュニケーションをとってみる


 

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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