私、変わりたい!
前回の「ウツの治療前に行なうこと」の続きで、ウツを自分で軽減できる方法をお伝えします。
自分がウツだと感じるのはまだ良い方で、ウツ状態の人は自分を客観視できないし、ココロの中で浮かんでくるのはネガティブな言葉ばかりが多くなります。
自分でウツ状態を少しでも軽減させるのは、信頼できる家族以外の友人に現状の事実のみを聴いてもらうしかありません。
他方、ウツ状態になった友人の話を聴く時は「グチを聴くだけならスキルはいらない」を参考にして下さい。友人の様子を観ながら段階的に聴くレベルを上げる時のヒントを少しお伝えします。
ここでまたココロのコップが出てきますが、今回は中身が違います。友人のココロのコップに入っているのは「話したい」ことです。その中身が無くならない、こちらの質問やアドバイスの入る余地はありません。
友人の様子を観るというのは、このココロのコップの「話したいこと」が少なくなってきた時に、こちらが聴きたいことが質問できるようになります。
どのような質問をするのかというと、友人の嗜好品、生活習慣、ちょっとしたエピソードなど、友人が良い方向に進めるヒントを見つけるために次のような質問をします。
例えば、
・安心感を感じるのはどのような時か
・今まで幸福感を感じたエピソードはどのようなことか
・思考や行動が安定する場所はどのようなところだったか
このようなことを話しながら友人が自分のことが観えてくるようになったら、次の段階は、友人ができそうな次のようなアドバイスしてみて下さい。
・最低7時間の睡眠をとる
・有酸素運動をする或いは、掃除は効果が見えるし環境が変わるので良い
・朝の光を浴びて幸せホルモンのセロトニンを出す
・手抜き力を鍛える 他者に頼る
ココロに元気の素が溜まるのは最低半年はかかります。それにウツ病は60%再発すると言われています。それには再発を防ぐ生活習慣や環境を整えるしかありません。
余談ですが、鬱の漢字を書けますか? 私は書けませんが覚え方があります。
鬱という漢字をパーツ分けするやり方です。「リンカーンはコメダ珈琲3杯」 鬱の漢字を拡大して分けてみて下さい。「林・缶・ワ・※・コ・匕・三」
鬱という漢字の意味を「気が満ちて新しい生命力が生まれる経験」と捉えてみるのもステキじゃやないですか。
今回の記事でご質問がありましたら気軽にコメント下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「自分自身を癒やす思考法 【フラストレーション】」
最悪のシナリオと楽天的なシナリオの間にあるものは
【小さな実践】
この記事では、ウツ状態になった時の自分と、ウツ状態になった友人という、両方のスタンスで読み取って実践し応用してみる