文章で気分転換
セミナーや研修には教え方が上手い講師と下手な講師がいます。
私は自分のことはよく分かりません(笑) 下手な講師の特徴は「眠くなる」です。
眠くなる原因は、単調でリズム感がない、声の強弱がない、ボソボソ声、専門用語の連発、マイペースで無表情とこんなとこでしょうか。若い頃の私はこんな感じでした。
余裕がないので、参加者が理解しているかどうかを確認もせずに、延々と話して自己満足。終わってみるとほとんど頭に入っていない参加者をおいてきぼりにしていました。
解ったつもり
参加者を解ったつもりにさせないコツは、区切りが良いところで、その都度「ここまでは大丈夫ですか?」「ここまでで解らないことはありませんか?」と、聴きやすいチャンスを作ってあげると質問しやすくなります。
聴いているだけだったら眠くなるので、講師が話していることが解らない箇所があったら勇気をもって「そこが解りません」と質問した方が場が盛り上がります。
私は参加者を巻き込んで話すことが多く、時々、相手が理解してくれているかどうか確認することがあります。その時に理解して納得してくれていたらすごく褒めています。これはお世辞ではなくて本当に嬉しいからです。
教えることの究極の目的は「学ぶことを好きになってもらう」ためと言ったらカッコ良すぎますか。でもホントなんです。学ぶことが好きになると主体的に学び続けてくれます。
中学生の頃、「学ぶことを嫌いにさせる」先生がいました。私たちは「できない」「解らない」と感じたら嫌いになります。脳は自分でコントロールできないことに強いストレスを感じますからね。
逆に授業が楽しくなる先生もいました。その先生は、授業からすぐ脱線して面白い話しをしてくれますが、私たちのモチベーションが下がらないうちに上手に授業の内容にリンクさせるのです。
「参加者が理解したつもりになる」のは、理屈で理解できても納得できていないからです。脳は過去のイメージ記憶とリンクして新しい情報を理解しています。
つまり、私たちの経験や体験の中で、誰でも理解できるよな身近な例え話(イメージ)と新しい情報がリンクすれば、より納得しやすいカタチで腑に落ちますから、例え話を使わない手はありませんよね。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「自立する子ども」
自立する子どもにするには
【小さな実践】
学習を好きになってもらうための工夫を書き出してみる