コーチングワークを検証してみた
友人と話していて、何かの言葉がトリガーになって「これだ!」と突然、モヤモヤしていた答えのヒントに気づくことがあります。
人は、降って湧いたような真実を見つけると、それにもっともらしい理由をつけてしがみつく傾向があります。そんな時こそ、その気づきを客観視して判断しないと、自分を狭い考えに閉じ込めることになります。
今回は、ちょっとした言葉の違いでプロコーチのような質問ができるヒントをお伝えします(*^^*)
コーチングでクライアントに気づきを得てもらおうと、つい「何故?」「どうして?」という質問をしてしまうことがあります。
普段から出さないように意識しているのに、気を緩めると肝心要のところで出てしまうのです。何故、こんなことを言うかというと、ほら、また出てしまいました(笑)
何が言いたいのかというと、「何故?」より「何を?」に言い換えた方が、コーチング的な質問になるからです。
例えば、
【何故、自分で決めたことができないのだろうか】
「何ができていないのだろうか」「何をしたいのだろうか」
【何故、人前で緊張するのだろうか】
「何に対して緊張しているのだろうか」「どのような状態が望ましいのだろうか」
「何故」という言葉は普通に使いますが、「何が」「何を」「何に」「どのような」の方が質問に深みを感じませんか?
この質問のしかたは、過去の因果関係より、今の事実に目を向けて未来を探っているから深く感じるのです。
つまり、「何故」は過去の原因を探るように聞こえるので、場合によっては責められているようにも聞こえます。一方、「何を」は現状を起点に事実に基づいて未来に注目しています。
過去←「何故?」【現状】「何を?」→未来
・何にイライラしているのか
・何を望んでいるのか
・何ができるのか
「何故?」は日常何気なく使っている言葉かもしれませんが、ちょっとした言い換えだけでとんでもない気づきを引き出すキッカケになるかもしれませんよ。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「2つの良質な質問」
互いの共通言語で質問する
【小さな実践】
子どもに注意したり叱る際、「何故?」「どうして?」から「何を?」「何が?」「何に?」「どのように」に言い換えると、自分の質問がどのように変化するか、又、子どもの返事がどのように変わってくるかを意識しておく