マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

コミュニケーションの4つのスタイル①

2019年12月19日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: ストレスチェックシート

人間関係の悩みが解決できたら、ほとんどの悩みがなくなると言われています。私は昭和の人間なので、その時代は今より狭いエリアで深く人と関わっていたように思います。

今の時代の良いところは、ネットやSNSのおかげで遠く離れた海外の方と繋がることも可能ですし、広いエリアで深く人と関わることも可能です。つまり好きな関わり方を自由に選べるわけです。

一方でリアルなところでのコミュニケーションが苦手な方も増えているのが現状です。そんなこともあり、最近、アサーティブ・コミュニケーションという言葉をよく耳にします。

一応、人間関係の専門家なので、アサーティブを専門書やセミナーで学んでみたところ、ほとんど私の専門分野と共通しているところが多く、腑に落ちるところばかりでした。

アサーティブとは、自分も相手も大切に考えるコミュニケーションのようですが、ここからは私の解釈と事例を混じえながら解りやすくお伝えしますね。

コミュニケーションスタイル


始めはアサーティブと関係がないような話ですが、我慢して読んで下さいね(^o^)
食堂でカレーを注文してラーメンが出てきたら、あなたはどうしますか?

下の図から

・モヤモヤしながら黙って食べる → 我慢(非主張的)
・「違うじゃないか!」と怒る → 攻める(攻撃的)
・「注文したのはカレーだけど時間がないからラーメンでもいいよ、好きじゃないけどね」→ 嫌味(受動攻撃的)
・「注文したのはカレーなので、忙しいのに悪いけど作り直してよ」→ アサーティブ(自他尊重的)

【攻める】 怒りの矛先を相手に向けて打ち負かそうとする
【責める】 相手の落ち度をあげて苦しめる、とがめる、非難する

コミュニケーションスタイル

コミュニケーションは、これらの4つのパターンが基になっています。これらが複雑に絡み合っているので厄介な面もありますが、自分の素直な気持ちを相手を尊重しながら伝えるのがアサーティブコミュニケーションです。

ただ、アサーティブコミュニケーションが良くて、我慢、嫌味、攻めるというコミュニケーションが悪いということではありません。シチュエーションによっては我慢する時や怒る時もあると思います。

私が言いたいのは、自分がどのコミュニケーションスタイルを、どのような時にどのような言い方で使っているかを意識しておくことが大切です。

もし、我慢するスタイルが多かったとしたら、自分の気持ちにフタをしているので、突然、相手を攻めたり嫌味を言いたくなるかもしれません。そして、その言動の罪悪感と後悔で、また我慢するというスパイラルに陥ります。

でも、罪悪感にかられたり後悔するようなら、少しずつアサーティブを習慣にすれば良いことです。例えば、「この間は嫌味な言い方をしてごめんね。あの時はこんな気持だったの」と相手に伝えれば良いのです。



アサーティブは、自分の気持ちを相手に理解してもらうことではありません。相手は傷ついているかもしれないし受け取り方は相手次第ということです。

長くなるので続きは明日ということで


あなたにも気付きがありますように


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「人間関係の悩みはこれができれば全て解決する①
人間関係の悩みはこれで解決

「思考を変えるのではなく伝え方を変える②
アサーティブの4つの柱



【小さな実践】
学んだばかりのコミュニケーションを実践するなら、ハードルを下げて普段から良い関係性がある人からトレーニングすること、理由は、相手の反応によっては次の一歩が出なくなるのを回避するため

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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