社会との隔たり

小橋広市

小橋広市

テーマ:人生の軌跡と羅針盤

電車の中をひとつの社会と考えると、乗る人は新たな社会に入ってくる、降りる人はこの社会から離れ別の社会に向かう。電車はそれが毎日繰り返されている。

すでに乗っている人は、乗ってくる人の顔をチラっと見て「少し確認しただけであなたに興味を持っているわけではありません」と言わんばかりにすぐに視線をそらす。

昔の電車の中は、外の社会とは間接的に繋がるのは新聞や雑誌だったが、今はスマホやノートPCがあり、車内に居ながら外の社会と繋がることができる。

電車の中でそんなことを思いながら、ふと目の前に座っているカップルに目がいく。カップルはピッタリと寄り添うように座っている。二人共、それぞれがスマホを見て20分ほどで降りて行った。その間、二人の会話はない。

何の関係もない私が言うのもどうかと思うが、この二人は普段、どんなコミュニケーションを取っているのだろうと、どうでもいいような興味が湧いてしまう。

ピッタリと寄り添っているのに、二人共、別々の外の社会と繋がっている違和感が不思議でしょうがない。それを観て不思議に思う私もどうかしてるけどね。

2人シルエット


あなたにも気付きがありますように



【小さな実践】
普段、何気ないことに興味を持つと人間模様に気付くことがある


 

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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