目的地に行く地図が違う
昨日の記事で孤独感は、元々集団で生活する人間の生存本能なので社会的な孤立にも反応する自然の感情だということをお伝えしました。
孤独感は、話したい時に話す相手がいなかったり、認めてもらいたいのに枠から切り離されている状態の時に潜んでいて、多くは独りでいる時に湧き出る心理状態で、一度孤独感を味わったら、多少、環境や考え方を変えても慢性化するそうです。
私は、今、孤独を感じることはありませんが、集団の中に居る時、ふとした瞬間に居場所がないような疎外感が湧き上がり、雰囲気に馴染めなくなって寂しさや虚しさを体験することがあります。
孤独感と疎外感の違いは、他者からはどちらも「孤立」しているように観えますが、孤独は自分が内面で感じるもの、孤立は周りの人が感じるものです。
「孤独感」は、年齢や健康面の不安などで自分は独りだという心理状態が慢性化している、一方「疎外感」は、集団の中で自分が避けられている心理状態です。
このようなタイプの人が疎外感を感じやすい
・寂しがり屋で単独行動に慣れていない
・承認欲求が強く目立ちたがり屋
・自己肯定感が低く、自分に自信がない
・心配性で周囲の顔色を気にする
・マイナス思考
・大人数の中では自己主張ができない
このような状態で疎外感を感じる
・話しかけてもそっけない態度で返された時
・自分の知らない内輪ネタで盛り上がっている時
・飲み会などに自分だけ誘われなかった時
・周囲との温度差を感じた時
・職場や学校で、一人で食事している時
・知人のいないアウェイなイベントに参加した時
まずはこれらを参考にして、自分がどのタイプで、どのような状態に置かれたタイミングで疎外感が出てくるのかを知っておくことです。
私は自分のタイプやタイミングを把握しているので、集団の中に入る時はいつもより少しだけテンションを上げて、積極的に振る舞うようにしています。
それでも疎外感が湧いた時は「あなたはあなた、わたしはわたし」とか「他人はコントロールできない」などとココロの中で唱えています(笑)
孤独感も疎外感にも共通する対処法は、リアルなコミュニケーションを増やし、SNSでのコミュニケーションから離れることをお勧めします。
SNSに依存していると、リアルコミュニケーションの最大の武器の「表情筋」が動かなくなるのでコミュニケーションがうまく取れないようになって負のスパイラルに陥ります。
SNSが出てからまだ年月が浅いいので、人間にどのような弊害が起きるかはデータ不足ですし、携帯電話の電磁波も人体にどんな影響を及ぼすかまだデータ不足です。
参考になれば幸いです。
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「認知ひとつで未来を変える」
視点を変えて物事を観察する
◇「リフレーミング」
自分の居場所を探すには捉え方を変えるのが一番
【小さな実践】
人と会って小さな成功体験を積み重ねて自信をつける