出口が見えない認知症のトンネル入った日
「遠距離認知症介護者の日記」のテーマの記事は、お袋が認知症になった初期の頃を記録として残すためにアップしています。
ここから2015年1月5日の話
今日、京都に帰る日。新幹線の指定が取れなかったので高速バスで帰る。いつもは空いているバスも満席のギュウギュウ詰め。
今回は10日間実家に帰っていた。あぁ~ 精神的に疲れたぁ~ まるで仕事を終えたような達成感。
寝ては起き、起きては寝るお袋とは、とくに話題もなく、私はSNSに向かうが、どうも現実から逃げているようでしっくりこない。パートナーと電話で話した際、明らかに私のテンションが下っていると言われた。 鬱状態に近いかも知れない・・・
お袋の飼い猫に対して、異常な嫌悪感を抱くほど、普通の状態ではなくなった。こんな時、誰からどんな言葉をかけられても余計に自己批判の気持ちが強くなる。誰とも会いたくない・・・ そんな正月だった。
私は京都に帰れば、スイッチを切り替えれるので鬱状態から抜け出せる。これがお袋と同居だったら、いつ共倒れになってもおかしくない。
もし、あなたが私のような立場で認知症になった独居の親を介護をするとしたら、自分が100%できなかったとしても、絶対に自分を責めないこと。
自分ができることを精一杯、やっているのだったらそれでいい。可能な範囲で他者に委ね、気分転換に外に出て思いっ切り好きなことをして周囲の環境を変える方がストレスが溜まらないし介護も上手くいく。
ここから現在
介護には絶対に息抜きが必要です。息抜きの時間を作るには、自分以外でもできることは他者に委ねてしまう勇気が持って下さい。誰もあなたを責める人はいません。
ひとりで介護をしていると、自分が全部しなければいけないという思い込みが一番、危険です。抱え込んでしまっては結果的に良いことになりません。
他者に任せている時間は、友だちとお茶したり、映画をみたり、好きなことをして楽しんでストレスを溜めない工夫をすることが、一番、介護される相手のためだと思います。
よろしければ下記を参考に。
↓
「笑って楽しんで1/2介護」
参考になれば幸いです。
【小さな実践】
ひとりで頑張り過ぎないためには できるだけ他者に委ね、数時間で良いので介護のことを一切、忘れて息抜きをする