誰かのために目的を達成しようとすると失敗する

小橋広市

小橋広市

テーマ:コーチング・セッション

今回は私が行なっていたコーチングの話。

約10ヶ月間、行なっていたアルコール依存症の方のカウンセリングとコーチングに一区切りつけました。結果的に依存症から開放されることはありませんでした。

セッションの流れ


まず、カウンセリングとコーチングを行なう前と後で、クライアントさんの依存症にどのような変化があったのかをお伝えします。

飲酒に対して強い罪悪感がなくなった
依存症を治すにあたり「家族のため」から「自分のため」に変わった
毎日の飲酒から月3回程度の休肝日を設けられるようになった
飲まない日の清々しさと充実感を知ることができた
1番の「罪悪感がなくなった」というのは、この場合の罪悪感はストレスしか生みません。むしろ罪悪感を感じなくなることで、飲酒している自分を素直に受け入れて俯瞰することができます。

2番の「自分のため」はとても重要なことで「家族のためにアルコール依存を治す」というように「◯◯のために△△を行なう」というのは、本来は自分のために行なうべきことを他者にすり替えています。

その結果、◯◯(他者)がいなくなったらモチベーションが下がり達成できません。極端な言い方かもしれませんが、妻のためにアルコール依存を治すと決意して成功したとしても、夫婦が離婚したらヤケになって依存症の再発に繋がります。

「誰かのために◯◯を行なう」その「誰か」というのは未来永劫ではないので、「誰か」がいなくなった時に◯◯は大きくリバウンドします。決意表明なら「自分のため」が原則です。

今回のクライアントさんが変化した中で、一番成果があったのは4番の「飲まない日の清々しさと充実感を知った」ことです。この日のことがクライアントさんの長期記憶に定着させたら、自力で依存症を克服できるはずです。

アスリートやスポーツ選手は、自分がベスト記録を出した時の体感や情動の記憶を基準に、スランプから立ち直っています。つまり、一度でも成功体験がある人は再現が容易ですが、成功体験がない人は成功をイメージできません。

椅子

生活習慣の改善


思考、行動習慣は、比較的容易に改善できますが、難しいのは、生存に関係している「睡眠」や「飲食」の習慣を短期的に改善するのは容易ではありません。

今回のクライアントさんのアルコール依存症は、比較的軽度な状態だったのでカウンセリングやコーチングで成果が見られたと考えています。重度の依存症や鬱は専門医に相談するのがベストな判断です。


参考になれば幸いです。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「長期的な目的を達成するにはチャンク分けし分析・検証する」
小さな目標で達成感を得て成功体験を積み、大きな目的を達成する

「変わりたくても変われない脳のクセは小さな成功で騙す」
変化する喜びを小さな成功で得る



【小さな実践】
小さな成功体験を積んで大きな成功を再現させる


 

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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