要介護1から要介護2の世界

小橋広市

小橋広市

テーマ:認知症介護者の憂鬱

「遠距離認知症介護者の日記」のテーマの記事は、お袋が認知症になった初期の頃を記録として残すためにアップしています。

白い鳩

ここから2014年8月24日の話


先日、広島のマツダスタジアムで行われた、広島・阪神戦は黙祷から始まった。土砂災害で亡くなられた方へご冥福をお祈りいたします。

先日、お袋が飼猫に手を噛まれ、右腕が丸太のように腫れているそうだ。ヘルパーさんに病院に連れて行ってもらい、抗生物質の点滴をしたが、本人は可愛がっていたペットに大怪我をさせられたショックが大きく、認知症がいっきに進んだ。

認知症は大きなショックがあると一時的に症状が進むが、時間が経てばある程度、回復する場合もあると聞いている。

ヘルパーさんは、お袋の現状を観て、一人で生活するギリギリのところなので要介護1から要介護2に申請した方が良いという見解。お袋の尊厳がどんどん無くなっていくようで複雑な思いだ。

この猫騒動がきっかけで、お袋の生活パターンが9月から大きく変わるかも知れない。まず、一人で過ごす時間を少なくするためにデイケアに週3回行くことにした。デイケアで友達ができて、認知症が少しでも回復するのを期待するか。

変化するのは幸せなことばかりではない。しかし、変化を恐れるより、その全てを受け入れることがとても大切なことのように感じる。これで私の生活も少し軌道修正することになるが、お袋が楽しく生活できるのが一番。


ここから現在


飼い犬に手を噛まれるというのは聞くが、飼い猫に手を噛まれるとはね(笑) 猫もお袋の変化に違和感を感じているのだろう。もしかすると、このあたりの微妙な変化はペットの方が敏感だったのでしょうか。

要介護1から要介護2が認定されると、ケアの幅を広げることができるので、お袋にとっては良いことですが、一方でお袋の認知症が進んでいることを認定されているようで寂しくなります。




【小さな実践】
知っているようで理解してないこと=介護保険と要介護認定の関係


 

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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