主語を相手に置き換えると・・・
「遠距離認知症介護者の日記」のテーマの記事は、お袋が認知症になった初期の頃を記録として残すためにアップしています。
ここから2014年4月29日の話
昨日はとても嬉しいことがありました。このブログの「遠距離認知症介護者の日記」を読んで下さっているMさんから、下記のメッセージが届きました。
介護の仕事をしているのですが、日々の仕事の中で、利用者さまの「ご家族」のお気持ちを、つい忘れがちになります。ご本人だけでなく、ご家族が向き合っている問題についてのナマのお声を知る貴重なブログ、大変勉強になります。
コメントをしようと書き始めることもあるのですが、私は実際に家族の介護をしたことはないのに、無責任な発言になるのではないかと、気後れしてしまい、なかなかコメントできなくてすいません。
でも、小橋さんの抱える問題について心を寄せたいと心から思いますし、高齢化社会、介護保険制度の問題点、認知症の方への理解、また、認知症の方のご家族が抱える問題、いろんなことをもっと沢山の人に考えてもらうためにも、これからも是非、ブログを続けてください。 応援しています。
ご本人の同意を得て掲載させて頂きました。
私は当初、このブログには「遠距離認知症介護者の日記」を掲載せず、別にブログを作ろうと思っていました。
では、何故このブログのカテゴリーのひとつとしたかと申しますと、 認知症になったとはいえ、お袋は尊厳をもったひとりの母親であることに加え、人対人の関係性の中で最も信頼関係を深めなければならない人だと思ったからです。
昨今、介護に従事する方がコーチングの勉強をするようになりました。介護従事者の方がコーチングを学ぶ理由は、介護従事者同士の関係性を深め、互いの目的意識を明確にすれば利用者により良いサービスを提供できるというのが理由のようです。
「遠距離認知症介護者の日記」ではコーチングのスキルを提供するのではなく、身の回りに起こったこと、感じたことをそのまま記しています。
実際に認知症の介護をする方の苦労は言葉では表せません。多くの人の力を借りなければ、介護者本人が追い込まれてしまいます。
参考になれば幸いです。
ここから現在
お袋は糖尿病だったので、甘いものは食べさせられないと食事制限をさせられていましたが、当時、81歳だったお袋に、食べたいものを食べさせてあげたい! いけないこととは知りながら、私はそんな気持ちになっていました。
【小さな実践】
認知症になった方の感情を良いカタチで刺激すると表情が和らいでくる