家族のカタチは住環境習慣で変わる【その3】

小橋広市

小橋広市

テーマ:住環境習慣コンディショニング

前回の続き、【その2】からの続きです。今回が最後になります。テーマは「リバウンド」

どういうことかというと、片付けや整理整頓ができても家族の生活習慣を改善しなかったら、すぐに元の状態に戻るということです。

住環境が整った状態が維持できれていれば問題ありませんが、油断すると少しずつリバウンドし、「気が付けば元の状態」になっています。この状態になると次のような心理が働き始めます。

ブロークンウィンドウ

ブロークンウィンドウ理論


ブロークンウィンドウとは、割れ窓理論のことです。例えば、昔のニューヨークの地下鉄は汚く落書きだらけで犯罪も多かったそうです。ところが落書きを消して清潔感を維持すると、画期的に犯罪が減少したそうです。

一度、小さなものでも不法投棄されたら、あっという間にその場所は不法投棄の山になります。これは住環境も同じで、長い時間をかけて改善しても知らない間に元の状態に戻ります。

「脳は痛みを回避し快楽を求める」という言葉通り、今までと違う行動は脳にとっては痛みを伴うので、元の楽な行動をとるようになります。

片付けられた状態を保つことが習慣になっていないと、元の習慣に戻るのが何故、早いのか納得できると思います。

リバウンドの解決法は、細かいと思うようなことでも見逃さずに「凡事徹底」です。なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うことです。地味ですが、それが「割れ窓」を防ぐ最適な方法なので、習慣化されるまで実践してみて下さいね。


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「整理整頓が継続できないのはピカピカにしないから」
落書きされた塀はどうすれば良いか

「考えない片付け法」
目立つところから片付けると最終的には1トンのゴミがでる



【小さな実践】
使った後、すぐに元に戻すことを徹底してみる



 

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小橋広市(講師)

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