迷ったらスタート地点に戻り視点を変えてみる

小橋広市

小橋広市

テーマ:人生の軌跡と羅針盤

目的設定をしてやる気満々で始めたことが、途中で「挫折しそう」「何のためにやっているのか分からない」「目的がぼやけてきた」「前に進みたいのに進めない」などと誰もが悩んだことがあると思います。

こんな時「迷った時は原点に帰れ」と言ったりしますが、原点に帰って具体的に何をすれば良いのか・・・? 私自身が何度もこの状態を経験しましたが、結局、何も結論が出ないままフェードアウトするといったパターンでした。

私の事例で言うと、「ビジュアルコーチング」の原点に「良き家庭は良き社会を創る」という個人理念があります。

「良き家庭」→「家族の関係性」→「子育て」→「コーチング」とこんな流れでビジュアルコーチングが生まれました。しかし、最近、本当に「子育て」の為のコーチングを伝えるのが最終的な目的なのかと自問自答するようになりました。

こんな時に「原点に帰れ」で「良き家庭は良き社会を創る」に立ち戻って、どのように考えたかお伝えしたいと思います。

そもそも何故、「良き家庭は良き社会を創る」という理念を持つことになったか。

私は「家庭」を、社会に踏み出す前のプチ社会と考えています。家族の関係先に伴って個々のマインドセット(価値基準・先入観・思い込み・概念・世界観・セルフイメージ)が構築され、それらが社会に大きく影響を及ぼしています。

という結論から「家族のカタチ」を整えると日本の社会が大きく変わるという考えの基に「良き家庭は良き社会を創る」という発想に至りました。

つまり、私の「原点に帰れ」は「良き家庭は良き社会を創る」の前の段階の「家族のカタチ」が原点。「子育てママのビジュアルコーチング」にフォーカスしているから自分が大切に思っていることが観えなかったのですね。

「家族のカタチ」という視野で、やりたいことを観ると「子育て」「介護」「人間関係」「住環境」「生活習慣」これらをコンディショニングすることが、私の本来の目的であり、目的の先に観える喜びだということが明確になりました。

望遠鏡

望遠鏡で見たいものを特定する際、まず広い視野で見たいものを特定します。次におおよその狙いをつけてピントを合わせてフォーカスします。もっと他に見たいものを探す際には、再度、目視で確認します。

無くしたものを探す際にも、視点を変えると気づくことがあるように、解らなくなったり迷った時は基に戻れということですね(^o^)


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「記憶の引き出しを作る」
思い出した後の再固定化が記憶力アップにつながる

「住まい方と家族のあり方」
住環境と家族のカタチ

「自分探しの質問」
本当の目的を探す質問とは



【小さな実践】
「迷った時には原点に帰れ」という意味をそれぞれの事例で考えてみる


 

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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