不登校から出勤困難症へ 3
子育ての悩み
先日、ビジュアルコーチング塾を開講しました。マインドマップを使って「子育て」について参加者さんを巻き込んでワークを行いました。
時間の関係でワークは途中で終了しましたが、子育ての悩みについては、物理的なことはもちろん、本人と子どもを中心とした周囲の人間関係が複雑に絡み合っているようです。
子育て中の悩みや不安は山ほどあるでしょうが、その中で今回は「子育てママの孤独」について考えてみました。
子育ては「孤育て」と言われるくらい孤独を感じる方が多いようです。ご主人は仕事をしているので、家にいる自分がひとりで育児をしていることで、とくにかくゆっくりできる時間がない。
時間がないから、周囲とのお付き合いも希薄になり、ママ友から入ってくるリアル情報も少ない。
たまにママ友に会っても話が合わず孤立したように感じるようになり、お誘いメールがあっても避けるようになる。このような悪循環からママ友とは一線引くようになり、よけいコミュニケーションが苦手になる。
或いは、元気な時は子育ても苦にならないけど、肉体的な疲れやメンタルが弱って、夫に「少し助けてほしい」と話しても言い訳ばかりで非協力的。
こうした悪循環で「誰も助けてくれない」「自分がやるしかない」と感じ始めた時に孤独を感じるようになります。
ご主人と話し合っても、男性は理論的に考えるので、「じゃ◯◯だけは俺がやるよ」と、やってやる的に言うが、あなたがして欲しいのは、そんなことではないはずです。
そんな悩みを抱えた子育てママは「一緒に育児をしている実感が欲しい」ということだと思います。普段は子育てに無関心なくせに、子どもに何かあった時だけ責任転嫁されてはたまったものではありませんよね。
ではどうすることもできないのかと言うと、そうでもありません。
共感できる仲間づくり
私が認知症になったお袋の遠距離介護をやっている時、兄弟はいないし他に家族もないので、孤独感で鬱になりかけたことがあります。そんな時に、共通の悩みを持つ人が集まるコミュニティに入りました。
どうしようもないほど辛い時は、共感してくれる仲間の中に入り聴いてもらうのが一番。そして何でもひとりでやろうとしないで、できないことは人に任せることです。
もちろん、介護と子育ては違うことを踏まえてお伝えしますが、物理的にもメンタル的にも負担に感じていることを全て書き出して、自分ができないことは、ご主人やご両親と話し合うことです。
だってあなたが病気になって困るのは、子どもとご家族ですからね。
コミュニティの仲間と経験や知識を共有し、子育ての知識とあなた自身のメンタルを根本から書き換えてみて下さい。同じ景色も少しずつ違って観えるようになって子育てが「生きがい」に感じられるようになるといいですね。
良かったら参考にして下さい♪
【小さな実践】
孤独を感じ始めたら、あなたしかできないこと、他者に任せられることをそれぞれ書き出し、現実を客観的に俯瞰してみる