あなたが入れる怒りスイッチ
完璧主義
私は40歳の頃までゼロ百思考、完璧主義に近い性格でした。まぁ完璧主義はしんどいですね。自分で自分の首をしめているようなものです。
一口に完璧主義といっても、この性質には外向きと内向きがあるようです。
外向きというのは、他者に良く見られたいので、外からの評価を意識して物事を完璧にこなそうとするようです。
一方、内向きというのは自分はこうあるべきとか、一度決めたことは完璧にこなさなければならないという意識が強く、責任感が強いのも特徴かもしれません。このような完璧主義ですが、一見、良さそうですがデメリットの方が多いようです。
完璧主義の人は、新しい取り組みに対して「上手くいかなかったらどうしょう」というように失敗を極端に恐れるあまり、新たなものにチャレンジできないので、せっかくのチャンスも逃すことが多くなります。
完璧主義の特徴として、常に不安を抱いたり、物事が上手くいかなかったら自分を責めるので、とことんパフォーマンスが下がります。常に不安要素を持っているので、思うようにいかないと怒りに変わりやすくなります。
完璧主義の人は、他者にも完璧を求めてしまい人間関係が壊れることがあります。このような完璧主義ですが、あるトレーニングをして、完璧にできない自分を許すことができるようになればOKです。
例えば、自分が決めたことができなかったとします。普通は自分を責めて「自分が決めたこともできないなんて最低だ! もう何をやっても無理かもしれない」と、完璧主義の人は考えるでしょう。
セルフコンパッション
ここでノートを取り出して下さい。そのノートに、さっきのネガティブに思ったことを黒いペンで書いて下さい。
ここからが重要
あなたの友だちが黒ペンで書いたネガティブな言葉を言ったとしたら、あなたはなんと言って励ますでしょうか。その言葉を明るい色で書いて下さい。
「最初からすぐにはできなくて当たり前だよ。少しハードルを下げるか長期的に考えればいいと思うよ」と、友だちならこんなふうに励ますでしょう。
このように俯瞰して許す自分をノートに書き出すトレーニングをしてみて下さい。このような考え方をセルフコンパッションといいます。
※セルフコンパッションとは、ありのままの自分を受け入れ、他人にも優しくなれる方法
このトレーニングのコツは、ノートに書き出して見える化するのと、あなたが自分を責めている友だちを、優しく励ますようにやってみて下さい。
【小さな実践】
セルフコンパッションノートを作り、1つの物事を多面的に観るトレーニングしてみる