人間関係のものさしは位置と距離感

小橋広市

小橋広市

テーマ:困った時のハウツー

席選びの基準


小学生の頃の席替えは大切なイベント。
好きな女の子の隣だったら毎日が天国です。それは大人になっても会議、飲み会、接待、打合せ、セミナー、どんな時でも席は重要です。

座る位置によってストレス度も違いますからね。私は飲み会の時は定刻より少し早めに行って自分の好きな席に座ります。

どんな基準で決めるかというと、途中退席したり、お手洗いがちかくなりそうな日にはなるべく端の席。腰痛ぎみだったら壁を背にする席という感じです。

サラリーマンの頃は幹事をすることが多かったので、席はいつも通路や出入口寄りだったので 落ち着いて飲んだことがありません。

接待などで和室を使う場合、ゲストは床の間を背に出入口に向いて着座します。これには下記のような説があります。

・花や掛け軸がある床の間を背にして座るとゲストが映えて見える
・ゲストが出入口に向くので、出入りする人を確認できて場の空気を読みやすい
・遅れた人が部屋に入った時、すぐにゲストにご挨拶ができる

どんな説であれ、自分がストレスがない席が一番ですよね。席という観点では、カウンセラーやコーチもクライアントさんとの位置関係は重要で、対面やハの字の状態で左右どちらか、距離感はどうかとかね。

コーチングする際は、対面よりハの字の形態が良いと言われます。理由は、クライアントさんが、コーチの視線に気を使わずにすむとのことですが、私はクライアントさんの視線や所作が観察できないので対面を選びます。

私のコーチングは、クライアントさんがコーチに気を使うことはありません。理由は絵やモノを使うビジュアルコーチングだからです。ビジュアルコーチングの場合は双方が絵やモノにフォーカスするのでコーチの視線が気になりません。



ところで恋人同士の位置関係は、一般的に男性が右で女性が左。何故か? 男性の場合は、女性を守るという観点から利き腕がフリーの右側が落ち着くと言われます。ただ、私は左利きなので左側が落ち着きます。

男女関係なく立ち位置を心理学的に言うと、相手の警戒心を解きたい時はあなたが右側。自分の緊張を解きたい時はあなたは左側だそうです。

あなたのパートナーはどちら側?



【小さな実践】
様々なシチュエーションで、あなたがいつも座る位置をイメージし、何故、自分がその位置を選ぶのか掘り下げてみる




 

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小橋広市(講師)

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