プロなら誇りと覚悟をもて
店舗デザインをしてた頃、オーナーと経営に関わることがしばしばありました。コンサルタントでもない私が何故かというと、オーナーの経営方針やターゲット層を把握してないとデザインができないからです。
ただ、テナントを計画しているオーナーと打合せする時が一番、シンドイ。こんな人に借りてもらいたいという意向はあるが、実際にオーナーが店を経営しないから一般ウケする計画になります。
今はスケルトン(内装をしていない状態)で借り主を募集するので問題ありませんが、当時は、ほとんど借り主が手を入れないすむような店舗で募集することが多かったので、オーナーの思い込みや先入観が入っていると、中々借り主が見つからないのです。
最悪のコンテンツ
これは、ネットで集客する時も同じで、コンテンツを作る側の思い込みや先入観「売れるはず」で作ったコンテンツは売れないことが多いと聞きます。
では、しっかり市場調査をし、データ分析して出したコンテンツなら売れるだろうか。いえ、お客様は、「今買う必要はない」で終わるかもしれません。ではどうしたら売れるのでしょうか。
自分が悩んでいたり、困っていること解決できるコンテンツを作るとどうでしょうか。同じ問題を抱えているお客様で再現性があるコンテンツなら、「こんなのが欲しかった」とお客様の方から求めるでしょう。
私自身も苦い経験があります。
建築士事務所を廃業して第二の人生で起業した時に、上手く行かなかった要因は、思い込みでした。私は重度の心筋梗塞で倒れているので、命に関わる生活習慣の改善コーチなら、きっと需要があるはず、それに「自分がやらなきゃ誰がやる」というような使命感もありましたからね。
愚直な実践
私の初起業は学生時代です。授業料と生活費の全てをステンドグラス制作でまかなってました。これが1回目の起業。狭小敷地専門の建築設計事務所これが2回目の起業。
起業に大切なのは、アイデア→実践→検証→改善→実践といいますね。 重度の心筋梗塞で全てを失いマイナスの状態で還暦からの起業、私は3回目の起業であせりと思い込みで挫折を味わったのは起業準備を怠っていたからです。
起業準備というのは、人脈や資金も必要ですが、最も大切なことは、ワクワクするくらい心からやりたいことかどうかです。
【小さな実践】
子供の頃から時間を忘れてやったことは何だったか思いつく限り書き出してみる