潜在意識の扉を開く
人脈作り
あなたが何かが必要になった際、情報を提供してもらったり、人を紹介してもらったりするわけですが、会社で働いていると、同僚、先輩、後輩、上司、得意先などの人脈が使える可能性があります。
しかし、結婚や子育てで退職し、子育ても落ち着いてリスタートしようと思った時、再就職や独立起業する際には、ある程度の人脈があった方が良いです。しかし、一度、家庭に入ってしまうと人付き合いも限られてきます。
私が建築士事務所で独立した時は、元勤務先の所長が知人のお客様を数人紹介してくれました。その中のお一人から、独立して初めて設計依頼を頂きました。それ以降は自分でお客様を開拓するしかありませんでした。
京都は「◯◯さんの紹介」という形なら話を聞いてくれますが、飛び込みで営業しても話を聞いてくれません。これが京都で営業成績が上がれば全国どこでも通用すると言われるゆえんなんです。
いよいよ行き詰った私がやったことは、紹介で設計を依頼されたお客様から、知人を紹介してもらいました。私の仕事のやり方を知っているお客様とは、すでに信頼関係ができていますから、知人の方とはすぐお会いできた上に、別の方も紹介していただけるようになり、次々と仕事に繋がりました。
六次の隔たり
当時は知らなかったのですが、これが六次の隔たり(ろくじのへだたり)です。6人を介すと世界中の人々と間接的な知り合いになることができるという。つまり、知人、友人関係を芋づる式にたどっていけば世界中の誰にでも行き着くという仮説です。
例えば、総理大臣に会いたいとします。友だちのAさんに政治関係者のBさんを紹介してもらう。そしてBさんからÇさんを・・次第に政治家に近づき、数人を介せば、総理に近い政治家に行きつき、その政治家に総理を紹介してもらうということです。
SNSの繋がりもこの仮説が下地になっているそうです。あなたに人脈がなかったとしてもこのやり方なら新たな人脈を作れます。
お袋の介護で困っている時も六次の隔たりのお世話になりました。当時、お袋のケアーマネージャーと信頼関係がなくなり悩んでいました。そのことを信頼できる友人に相談したところ、ある介護職のHさんを紹介してくれました。
Hさんと私とは面識がないにも関わらず、本当に親身になってアドバイスして頂いて上に、新しいケアーマネージャーまで紹介して頂きました。介護してみないと分からないかも知れませんが、ケアーマネージャーを変えるというのは、かなり勇気がいることです。
私はその友人のおかげで信頼できるケアーマネージャーのいる事業所と契約することができました。人を介せば、今までまったく知らなかった人とでも繋がれることがよく分かりました。
「六次の隔たり」あなたの頭の隅に置いておくと、いざという時に助けてくれるはずです。
【小さな実践】
あなたが抱えている問題を解決してくれる人が誰かを考えてみる