子どもの気配を感じるパーソナルスペースと住環境の関係
先日、「子どもの自立を促す」の【小さな実践】で「子どものアイデンティティ」について、詳しくやり方を教えてほしいという要望があったので、今回は、このゲームのやり方を説明します。このゲームは、子ども同士でも親子でもかまわないので二人一組で行ないます。
用意するものは、「A4とA2サイズの紙」「えんびつ」「時計」の3つ。テーブルでも床に座っても良いので、お互いにAくんとBくんが向かい合って座り、AくんがBくんに「君はどんな人?」とBくんに聴きます。Bくんはそれに答えます。
「君はどんな人?」→「友だちが多い」
「君はどんな人?」→「弟」
「君はどんな人?」→「絵が得意」
「君はどんな人?」→「運動が得意」
「君はどんな人?」→「やさしい」
Aくんは「君はどんな人」と1分間同じことを繰り返し聴きます。Bくんは自分の特徴や得意なことなどを思いついたことを答えます。そして1分経ったら、Bくんは自分が答えたことを覚えている限り、A4サイズの紙に書き写します。ぜんぶ書き写したら、次の3つのカテゴリに答えを分類します。
・人との関係 → 「弟」「友だちが多い」
・性質を表す → 「やさしい」
・行動を表す → 「運動が得意」「絵が得意」
仕分けが終わったら、今度はA2サイズの紙の中心に「ぼく」or「わたし」と書いて、その周りにカテゴリ別に分類した答えを色分けして書き写す。これを双方交代で行います。
このゲームは、お互いが遊びながら強みを引き出すことができます。同じ質問を繰り返すことで聴かれた側は、何気なく言った言葉の中から、普段は考えたこともない答えで自分を発見できることがあります。後で思い出しながら書くのも、意識付けの強いものが思い出されるといった意味があります。
是非、親子で楽しんでみて下さい。
【小さな実践】
このゲームを質問を変えてやってみる