U理論の考え方に救われる

小橋広市

小橋広市

テーマ:認知症介護者の憂鬱

現在、投稿している記事は、
お袋が認知症と診断された頃の話です。

介護をしている方に
何か参考になればと思って、
当時の日記をシェアしています。


-------------ここから-------------


ニューバージョンのお袋が誕生! 
なんて、今回は明るい話題ではないのです。
明日、倉敷に帰郷します。というのも、半分は仕事、
半分はお袋のことです。

この間からお袋の言動が少し変だと感じて、
その様子をパートナーに相談したところ、
認知症の疑いが濃くなり、病院で検査を
受けることになったのです。

冒頭に書いたように、
この間まで接していたお袋とは、
違う感覚で話しをすることになると
思うと複雑な心境なんです。

お袋の言葉や行動の変化に
アンテナを立てていなかったので、
少しずつ変わっていたことに
気が付かないどころか、もの忘れを
責めていたのが悔やまれます。

とは言っても、

今更、後悔したところで始まらないし、
限られた中で何ができるかを
考えることにしました。

こんな考え方ができるようになったのは
私が重度の心筋梗塞で倒れてからです。

以前の私だったら、
一人っ子であるがゆえに
ひとりで負担を背負うことになったと
現実逃避し、恐らく、
できない理由ばかりを探す状態。

つまり、
このような状況に置かれた時は、
過去に培われた経験や体験を基に、
自分の枠の中から外の問題を観ている状態。


今回の例と言うと、
お袋の様子が変わったことに気付き、
認知症だと疑った瞬間、頭に浮かんだことは、
病気が進行すると独り暮らしをさせれない、
或いは、お袋を入れる施設を探さないといけない、
というような過去に培われた経験や知識の中でしか
物事を考えられない状態でした。

ところが、
私が生死に関わる体験をしたことで、
このような状態になっても客観的に問題が観え始め、
やがて外から問題を抱えている自分を観る
ことができるようになり、問題の本質が
内と外から観えてくるようになりました。



女性と本のイメージ



何とも不思議な感覚です。
これが私が学んでいるU理論の
ダウンローディングかもしれません。


-------------ここまで-------------


一人暮らしのお袋と昔話をするのが
楽しかった頃に、認知症という病魔に
襲われたお袋の一変した性格を
受け入れることができなくて
現実逃避しようとしていた頃のことです。



【小さな実践】
過去の知識や経験、思い込みなどの概念を
外して物事を観察してみる



 

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小橋広市
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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

なりたい自分になる勉強会やセミナーの開催及び、居心地が良い環境の中で、生きやすくなるための講座や相互交流ができる「心ホッとコミュ」というコミュニティを開放しています。

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