コミュニティのメリット
標語をひねくった言葉で、
「赤信号みんなで渡れば恐くない」
というのがあります。
赤に変わったばかりの横断歩道
1人なら躊躇するけど、数人が渡ってると
同じように自分も渡ってしまう。
逆に人がやってないことを
自分がやるのは勇気がいります。
目立ちたくないし、人目が気になります。
集団心理の例は他にもあります。
皆んなで掃除をしている時、
1人くらい手を抜いても分からない
という気持ちになったことありませんか。
このような集団心理が働くと
同じことを皆が無意識に感じているので
ダラダラと効率が悪くなり、
少人数でやってる方が効率的です。
これがオーケストラだったら
どうでしょうか。
「一人くらい間違っても大丈夫だ」
なんてことを思って演奏していたら
大変ですよね。
私は高校の時、ブラスバンドで
フルートを吹いてました。
譜面の通りに演奏していればOK。
余裕があるからといって
他の人の手伝いはできないので、
役割の中で、100%の演奏をする
努力だけしていました。
ブラスバンドは
各奏者の責任の範囲が明確で、
奏者の能力を最大に引き出すのは
指揮者との信頼関係とチームワーク。
こういうのは
ブラスバンドに限らず、
会社組織やコミュニティも同じです。
各自が考えて行動できない
まとまりのない組織やコミュニティは、
たいてい1人のカリスマ的な主役が
独断と偏見で指示しています。
しかし、私たちの脳は、
何をすべきかが明確になっていれば
脳は自動的に必要なアイテムを探し、
軌道修正しながら目的に向かいます。
適度な責任と存在感があって、
個々の役割分担が明確であれば
考えながら効率よく行動できます。
コミュニティを作る際は、
あなたは、全体を俯瞰し適材適所の
仕組みを作ると、それぞれが楽しめる
自走コミュニティになるはずです。
【小さな実践】
あなたがコミュニティを作るとしたら
必要だと思う役割りを具体的に書き出してみる。