潜在意識の扉を開く
私が起業してあれれ?
と思ったことがあります。
強みや専門性を絞り込み
ある程度、起業準備が整ったので、
ワクワク感と不安が入り混じった
感覚でスタートして半年くらい経った頃、
電話で話しただけの初対面の
お客様の会社を営業で訪問する際、
突然、会うのがおっくうになったのです。
約束、しているのでドタキャンする
わけにもいかず、強烈なおっくう感を
醸し出しながら会ったので、
うまくいかないと思っていたのですが、
意外にも契約できたのです。
嬉しいというより、
何にも感情が湧いてこず、徒労感だけ。
結果が良かろうが悪かろうが
モチベーションが下がりっぱなし。
何がなんだか分かりません。
本当にこの仕事をやっていけるのかと
と不安になり始めていました。
行動できない!
この症状、
あなたにも起こる可能性がある。
何だと思いますか?
強みや専門性が見つかると、それが
好きでやりたいことだと思い込んでいませんか?
強みや専門性は、
自分で掘り起こす人もいれば
コーチやコンサルタントに掘り起こされる人もいます。
でも、本当はそれが好きではなかったり
やりたくなかったりすることがあるんです。
何故、こんなことが起こるかというと、
起業前に、自分が本当に好きなことや、
お金にならなくても時間を忘れて没頭できることを
じっくり時間を掛けて掘り起こしてないからです。
一旦、走り出してしまうと、
ゆっくり止まって考えることはできません。
それは起業してから潜在意識から
嫌なことややりたくないことが湧き出てきます。
コーチやコンサルタントの中には、
自分が成功したことを教えるだけで、
マインドセットやセルフイメージを
おざなりにする人がいるようです。
実は、掘り起こしが浅いと
やりたいことを引き出したつもりでも、
その中に、必ずやりたくないことが
同居しています。
そのまま続けていると
前に進むこと自体が疑問に思うようになり
挫折してトラウマを残すことになります。
強みや専門性を掘り起こす前に
とことん、やりたくないことを書き出して
やりたいこと、やりたくないことを
線引して切り離しておくことです。
私が突然、モチベーションが下がったのは、
やりたいと思ってやっていたことの裏側に
一番、やりたくないことが埋もれてたのです。
やりたい事をやっていると思い込んでいるので
本当はやりたくないことであっても
受け入れることができないのです。
いいですか、
強みや専門性を掘り起こす際は、
感情を揺さぶりながら、
まず、やりたくないことの掘り起こしです。