イライラは言葉のボキャブラリーの少なさに比例する

小橋広市

小橋広市

テーマ:関係性コンディショニング

職場で人間関係に悩んでいる方は
多いと思います。

些細なことが原因で、
会社に行きたくなくなることも
あるでしょう。


言葉のちょっとした言い回しで
互いに歯車が咬み合わなくなったりね。


こんな話しを聞きました。

「上司の言うことがいつもコロコロ変わって
イライラするけど直接、言えません」


上司の場合はイライラしても言いにくいので、
それが溜まってくるとストレスになります。

この上司、もしかしたら
忘れっぽい性格の人かも知れないので、
こう言ってみてはどうでしょう。

「確認してもよろしいですか?
以前は◯◯と仰っていましたが、
今回のご指示は△△でよろしいですか?」

上司の指示が変わる度にこう問いかければ、
もしかしたら自分の忘れっぽさに
気が付いてくれるかも知れないし
あなたのストレスも軽減されるはずです。


セッション


よくあるのが、イライラにまかせて、
奥様がご主人に言うケース。


「いつも帰ったらテレビばかり観て、
少しは何か手伝ってもいいんじゃない!」


一般化、省略、歪曲という
フィルターを通すとこのような言葉になります。

これを分類すると、
「いつも」は 、毎日なの?
「テレビばかり」は、他にしていないの?
「少しは」は、普段まったくしないの?
「何か手伝っても」は、具体的に何をしてほしい?

言葉のフィルターは
お互いに持っているので、

このような言葉を奥様から言われたとしたら、
会社でストレスが溜まっているご主人、
カチンときて売り言葉に買い言葉で
喧嘩になるかも知れませんね。


このように感情にまかせて言ったり、
伝わると思っている言葉も
時としてひとり歩きし、最初は些細なことから
とんでもない負のループに陥る場合があります。

一度、感情的な負のループが始まると、
「何故、解らないの、ちゃんと聴いているの!」
というように相手に原因を求めます。


大切な会話の時は、面倒くさくても
自分の想いが伝わっているかどうか確認し
聴く側も相手が何を言いたいのか
理解しようとする気持ちがあれば、
少々誤解があっっとしても
ちょっと言い直すだけですみます。


自分の行動(言葉・表情)は観えないものです。

身近な人との会話ほど、言葉足らずになるので
言葉のボキャブラリーを増やしておきたいものですね。



 

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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