潜在意識の扉を開く
若い頃、
楽して儲かることないかなぁ
とよく考えていたものです。
学生時代のアルバイトも
楽で少しでも時間給の高いところを
探してました。
やがて社会人になると、
楽して儲かることはないことに気付きます。
特に起業なんかすると、
まるで修行僧のような毎日です。
だって、会社員だったらしなくてもいいことを
毎日しなければならないですからね。
メルマガだったり、ブログだったり
メールチェックや行動計画、体力づくり
支払いの確認などなど
これは本来の仕事というより、
効率よく仕事をするための準備です。
私の悪い癖の中のひとつは、
ある程度、継続はできるのですが、
すぐに結果を求めます。
なのですぐに結果がでないものは
段々とモチベーションが下がり、
ついにやめてしまいます。
この癖は子供の頃からです。
勉強もそのひとつで、やりませんでした。
当然、クラスでもビリの方。
「やればできる子」と
思い込んでいたのです(笑)
そんな私ですから、
中学を出たら大工になるつもりでした。
せめて職業訓練校ということで一年だけ
劣等感のカタマリのような学生をやりました。
卒業して大工の棟梁に弟子入りするのですが、
そこでイジメにあったのです。
今思えば、いじめられてなかったら
大学に行かずに中卒で何をやっていたか。
とくかく、大工の修行は辛かった。
今のように手取り足取り教えてくれません。
「見て覚えろ」の時代ですから、
見てると「仕事をしろ!」と怒鳴られます。
いじわると言っても、
それが当たり前の世界だったんですね。
その当時からすると、
なんと今の時代の恵まれていることか。
検索すれば何でも解るし、
こうしたメディアも無料で使い放題、
モノも溢れています。
やりたい仕事を見つけて
起業しようと思えばすぐにできます。
が、
これが落とし穴で、
起業できても結果がでないと
モチベーションが下がってやめるのです。
それでも頑張る人は、
これではいけないと思って
◯◯塾に入ったり、教材を買ったりして
リスタートするのですが、
「80対20の法則」で成果が上がるのはその中の数人。
「80対20の法則」はイタリアの経済学者パレートが
経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの
一部の要素が生み出しているという理論。
事象でいうと、商品の売上の8割は、
全商品銘柄のうちの2割のヒット商品で生み出している。
この歳になって振り返ってみて
解ったこと。
すぐに結果がでなくても、
先の目的に繋がると一度信じたら、
とにかくコツコツと毎日積み上げることです。
そうしていれば、
先で必ずティッピング・ポイントがあります。
地味かもしれませんが、
楽して儲かることはありません。