ゼロからの起業とは
私が建築設計事務所を開業した当時の話。
開業する際、
勤務していた所長からの紹介で
最初の仕事は取れましたが、
後は鳴かず飛ばず。
京都には私より実績も能力も
優秀な建築士は山ほどいました。
当初は設計事務所がやりたがらない
リフォーム工事の設計ばかりをやってました。
どうしてやりたがらないかというと、
低コスト、面倒、地味、名前が出ない
新築ばかりをやっている
設計事務所は、ほとんどやりません。
その時に閃いたことがありました。
京都は狭小敷地、狭小住宅が多いので
狭小敷地、狭小住宅専門の設計が
得意だと営業すれば、今なら強豪はいないと
今でこそ、
狭小住宅専門のデザイナーは
多くなりましたが、当時は大工さんか
小規模の工務店さんがやる仕事でした。
なので、
狭小住宅空間デザイナーで
じゅうぶんエッジが立ってました。
このように一見弱みに見えますが、
ちょっと視点を変えるだけで
競合がいない専門分野になります。
ここでエッジを立つと、
オンリーワンがナンバーワンになります。
すぐに競合が多くなりますが、
すでにその分野で長くやっていると
ノウハウがあるし、ファンのお客様がいるので
価格競争に巻き込まれることはありません。
これがブランド化です。
強みはあなたが苦しんだ中にあります。