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持っている「脳力」で不安克服

泉野晶代

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テーマ:自分を大切にするということ


自分の持つ「脳力」で不安克服

「ご存じですか?不安や恐怖に負けない力があなたに備わっていることを」


新型コロナウイルスの影響で不安を感じている方も多いと思います。
不安に集中してしまうと、不安が連鎖していき心身ともにかなりのストレスになってしまいます。

実は、不安を回避する素晴らしい力は私達の身体に備わっています。

幸せホルモンと呼ばれる
エンドルフィン、オキシトシン、セロトニン、アドレナリン、ドーパミン等です。
これらは免疫力もアップしてくれます。

・どんなに眠たくても、ゴルフの朝は早く目覚める。

・仕事後の友人との飲み会があると、頑張れる。

・ボーナス日の残業は苦にならない。

・週末の温泉旅行が楽しみで仕事のモチベーションが上がる。

・彼女(彼氏)とのデートを考えると楽しくなる。

・子供の為ならどんなことでも頑張る。
 
このような経験あるのではないでしょうか?

これらはすべて、幸せホルモンが脳内で活躍してくれている状態なのです。

幸せホルモンの力 
『ドーパミン』『ノルアドレナリン』『セロトニン』

体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質です。
それぞれに役割があります。

ドーパミンは「快楽・意欲・食欲・性欲・探求心・動機づけ」をつかさどっています。
人が目的を持ち行動したことに対して「心地良さ」をもたらします。
「テストで良い点を取る」「企画を成功させる」などの目的が達成されると感じる幸福感です。

ノルアドレナリンは、ドーパミンと似ていて「意欲、活動性、積極性、思考力、集中力、判断力」をつかさどっています。
交感神経や副交感神経との関わりがありますが、精神的な部分(メンタル)に影響しています。

オキシトシン(愛情ホルモン)を注入されたマウスの実験があります。
オキシトシンを注入したマウスと、オキシトシンを分泌させないようにしたマウスを狭い部屋に入れて観察しました。
オキシトシンを注入されたマウスは不安を感じることなく安定していましたが、幸福ホルモンが無い状態のマウスは、ストレスから暴れまわったり下痢をしたりと、体に異変が生じました。

エンドルフィンは鎮痛・鎮静効果があり、苦痛をやわらげてくれることで知られています。 

オキシトシン、エンドルフィンと同様、セロトニンはとても大切な「幸せホルモン」の役割を果たしています。
そしてセロトニンは、ストレスによるイライラを抑え心身の安定や安らぎなどに関与する重要な役割を果たしています。
またセロトニンは、ノルアドレナリンとドーパミンのバランスを保っています。

セロトニンが不足してしまうと、
ドーパミンの分泌が過剰になり、過食症、統合失調症、アルコール依存、ギャンブル依存を引き起こす可能性があります。

そして、ノルアドレナリンが暴走してしまうと、気力、意欲の低下、鬱病の原因、怒りっぽくなる、イライラする、血圧が上がりやすい為、高血圧や糖尿病の要素だと言われています。
(セロトニン不足はうつ病を引き起こす原因とされています。早めに対処することで慢性的な状態を回避できます)

『ストレスを感じにくくなるセロトニンパワー』
セロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンの働きを調節し精神の安定をもたらしてくれ、不安やストレスを感じにくくさせます。

セロトニンのバランスが整えられると、

不眠症の改善
落ち込む事があっても立ち直りやすい
イライラしない
肩こり、頭痛の改善
集中力が持続しやすい
イキイキできる
朝もスッキリ起きやすい、体調が良い
自律神経が整う
リラックスしやすい

『セロトニンを脳内に増やすための行動は』

☆朝日を浴びること
☆公園など散歩(歩く)すること(朝や日中)
☆瞑想(イメージ瞑想、マインドフルネス瞑想)
☆適度な運動(心地良い程度)
☆自然に触れる(海、山、自然の光、エネルギー)
☆ペットに触れる(動物嫌いはNG)
☆恋愛をする、異性と触れ合う
☆ボランテイア活動(自己有用感アップ、貢献感)
☆十分な睡眠(早寝)
☆嫌な事を聞かない(ニュース・ラジオ・批判・悪口)

そしてセロトニンは食べ物でも摂取できます。
•豆乳・木綿豆腐・サケ・カツオ・マグロ・バナナ・プロセスチーズ・たらこ
・パイナップル・チョコレート・アーモンド・ナッツ類・ヨーグルトなど

トリプトファンというアミノ酸を多く含むものを取ることが勧められています。

不安を感じたり、イライラしたり、眠れない、朝がだるい、やる気が出ない状況から
脳内物質セロトニン、幸せホルモンを増やしていくことで実は免疫力も高めてくれ、
不安を回避することが可能になります。

新型コロナウイルスの影響もあり人との関係、仕事やキャリア、健康状態、お金、将来に対する不安をお持ちの方もいるかもしれません。

「不安」を感じると「コルチゾール」というストレス対応物質が分泌されます。
長くストレスがかかっているとコルチゾールの分泌が続き、ノルアドレナリンの暴走も加わり、セロトニンの欠乏が起こり免疫作用が低くなってきます。

今、直面している問題に対する具体的な解決方法も非常に重要ですが
まずは、その問題を乗り越える自分自身の身体と心を整えることの方が大事です。

自分の為、大切な人の為、そして周りの人のため、
幸福ホルモンを増し、免疫力も上げてくれる
幸福ホルモンアップの「脳力」と「能力」を高める行動や食事、心掛けてみてはいかがでしょうか?

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泉野晶代
専門家

泉野晶代(メンタルコーチ)

office is. (オフィス イズ)

日常で役立つNLP心理学であらゆる種類の「生きづらさ」の解消を目指す。特に人との境界線を明白に示すことで、他人への割り切りと受容ができるよう促し、自分も他人も大切にする生き方を提案する。

泉野晶代プロは高知放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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