幸せになりたい”と感じたとき、始めてほしいこと
周りを気にして、
相手に気を遣って、
本音を飲み込んでしまう――。
「どう思われるか」に囚われて、
「自分さえ我慢すればいい」と、
つい自己犠牲的になってしまうこと、
誰しも一度はあるのではないでしょうか。
もちろん、こうした姿勢が
「美しい」「優しさ」だと認められる場面もあります。
でも、それが習慣となり
「その人らしさ」になってしまうと、
心はどんどん苦しくなっていきます。
抑え込んだ本当の感情は、
消えたわけではなく「怒り」や「悲しみ」と形を変えて、
ときに体の不調として現れてしまうこともあります。
チャーリー・チャップリンの
「セルフラブ(自分を愛すること)」の言葉があります
私は自分自身を愛し始めるうちに、
心が望むことだけを、
私の調子でやれるようになりました。
それを私は「シンプリシティ(簡素)」と呼びます。
私を落ち込ませるものや、
自分らしくないものから距離をとりました。
最初は「エゴ」と思っていたけれど、
今は「自分を愛すること(セルフラブ)」だとわかります。
常に正しくあろうとするのをやめたとき、
間違いは減り、心が楽になりました。
それが「謙虚さ」でした。
過去でも未来でもなく、
今この瞬間を生きるようになりました。
それを私は「充実」と呼びます。
マインドに振り回されていたけれど、
ハートに従うようになってから、
思考も良き仲間になりました。
これが「ハートの智慧」です。
チャップリンの言葉から伝わってくるのは、
「自分を大切にすること」は、
他人をないがしろにすることではないということ。
自分も、相手も、どちらも大切にする。
それはビジネスの世界で言う
「WIN-WIN」や「三方よし」にも通じる考え方です。
両親、パートナー、子ども、同僚、友人――
どんな関係性の中でも、
「ちょっと無理をしすぎているな」と感じたときは、
一度立ち止まって、自分の心に問いかけてみてください。