足に合う靴は、どうして恰好悪いの?
免疫の異常により発症するリウマチの中では、主に手足の関節が腫れたり痛んだりする関節リウマチが有名です。
関節リウマチは、関節の骨や軟骨が壊れて痛みに悩まされたり、関節の動きが制限されて日常生活に支障をきたす事が多い病気です。
関節リウマチによって障害の出た足を「リウマチ足」と呼びますが、その痛みや関節の変形の度合や形状は人それぞれに特徴が違います。
足首の関節や足指の関節が大きく変形した場合など、多くのサポートを必要とする場合や、変形は比較的少ないものの痛みが強い場合など、症状の分析によってご提供する健康靴も様々なタイプに分かれます。
時々、リウマチ足で悩んでいる方が「靴」を探しにご来店される事があります。
「まず、足のカウンセリングで足の状態や痛みの内容を調べてから靴を選択しましょう。」とご提案しても、「時間が無い」と言われて拒否される場合も多く、結果的に適切な対応に至らない事があります。
ご本人としては、「幅広で柔らかい靴ならば痛くないはず・・・」という思いが強いようで、靴の選択が目的になっていらっしゃるようなのです。
「足を知る事が靴選びの第一歩」という基本的な考え方が、まだまだ浸透していない現実を残念に思う事があります。
つづく
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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