変形性股関節症+パーキンソン症候群+外反母趾のご婦人
変形性股関節症で右足が短くなっているというご婦人がご来店されました。
足元を見ると、市販の靴の右足の靴底に3cm程の高さが加工された靴をお履きになっていました。
20年程前に脳梗塞になり、それ以後、股関節の状態が年々悪化してきたと言います。
「足のカウンセリング」の結果、右足は左足よりも6.5cm程短い事が分かりました。
今現在履いている靴でも3cm程足りない事になります。
また、左足に負担が掛かっているため、左足の足首が体の内側に倒れ込んで扁平足と外反母趾が強くなっていました。
短い右足に合わせて左足の膝を曲げて脚の長さの違いをカバーしているせいで、左足の膝関節に負担が掛かり続けて痛みが出ているそうです。
早速、健康靴でテストシューズを組み立てました。
右足にはギリギリ5cm程の高さを加えてみました。
左足へのサポートも出来る限り試してみました。
「では、ゆっくりと歩いてみて下さい。」と私。
歩き出すご婦人。
「わあ、楽に歩ける。靴が軽く感じる。」とご婦人。
「靴底の加工がありますので、出来上がるのに1週間程掛かりますが、完成品はもっと足にしっくり馴染む筈ですよ。」と私。
「ぜひ、作って下さい。楽しみだわ。」とご婦人。
受注をお承りしました。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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