変形性股関節症+パーキンソン症候群+外反母趾のご婦人
80歳になるご婦人。
いわゆるシルバーカーなる手押しカートを押しながら、ご来店されました。
背骨がかなり前屈みに曲がっています。
ご本人曰く、子供の頃から股関節が悪かったとのことで、先天性臼蓋形成不全による変形性股関節症でした。
足のカウンセリングの結果、左右の脚長差が30mm程ありますが、長年に亘って長い方の右足の膝を曲げて左右のバランスを採っていたため、右足の膝を伸ばすのが困難になっています。
また、悪い方の左の股関節の捩じれや可動域の制限もあり、左足首がかなり体の内側に倒れ込んでいました。
このご婦人は、市販の介護シューズに分類される軽量靴の左足に、既製のインソールやかかとクッションを積み重ねて脚長差をカバーした靴を履いていらっしゃいました。
見るからに足首が不安定になっているのですが、ご本人としては精いっぱいの工夫をしていらっしゃるのです。
「お宅できちんとした靴を作って貰いたくて来たんだから、なんとかして下さいね・・・。」とご婦人。
「分かりました。ご信頼に応えられるように頑張ります。」と私。
40分後、出来上がった健康靴を履いて歩いて頂きました。
「わあ、履くと軽いのね・・・。なんだか早く歩けるようだわ・・・。足の裏が痛くなくなった・・・。」と大変喜んで頂けました。
こうして、出来上がったばかりの健康靴を履いたまま、ご婦人はカートを押しながらお帰りになりました。
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