安全靴で外反母趾や内反小指になる?
事故で右大腿骨骨頭を人工関節に置換したリウマチ足の御婦人がご来店されました。
立位の骨盤の歪みがあり、左に15mm下がっています。
大腿骨骨頭を人工関節に置換したために右足が長くなってしまったのです。
そのため、少しでも腰痛から逃れようと、右膝を曲げて左足との差を補って歩いていました。
ご本人もその事は充分に分かっていて、このままでは右膝を痛めてしまうと思っていたようです。
そこで、履いている靴の左足に、ご自分でインソールを重ねて高さを補う工夫をされていました。
さらに、この方はリウマチのために足指の変形と足首の歪みがありました。
また、リウマチ足の方に多い第2、第3中足骨骨頭に負荷が掛かってタコが出来ていました。
ロッカーソールの健康靴の左足に補高を加え、足首の歪みをサポートする補正と中足骨骨頭を免荷するサポート等を簡単に処方したテストシューズを仕立てて履いて歩いて頂きました。
「わあ、歩き易い! とっても軽快に歩けます・・・。」と御婦人。
かなり歩容が安定していました。
「これなら杖を付く必要がないみたいです。」と御婦人。
「歩きに推進力が付いたみたいでしょ? 足の蹴りだしをアシストして軽快に歩くことが出来るのが、ロッカーソールの効用ですからね。」と私。
40分後、出来上がったばかりの健康靴を履いてお帰りになりました。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/