中足骨骨頭痛(ちゅうそつこつこっとうつう)
私達の扱う「健康靴」のことを分かりやすく説明するために、「靴は足のメガネなんです。」と例えることがあります。
40歳半ばを過ぎたあたりから、多くの方が「老視(老眼)」を感じるようになり、近くの物が見えにくくなってくると思います。やがて、50代を迎えると、日常的に新聞や雑誌の小さな文字が見えにくくなり、思わず距離を離してピントを合わせようとします。
けれども、「私の目に合う大きさの文字の新聞や雑誌がどうしてないのだろう?」と悩んだりはしません。(新聞社では、文字を大きく見やすくしましたなどと宣伝したりもしていますが・・・)
「あーあ、とうとう老視(老眼)になってきたんだ・・・。」と覚悟を決めて、メガネ(老眼鏡)を誂えに行く方も多いはずです。
老視や近視の原因は、目の「毛様体筋」という筋肉の衰えにより、水晶体(レンズ)の厚みを変えて網膜にピントの合った像を結ぶことができなくなることが原因なのです。
一方、足裏の痛みや足首や膝の痛みを感じることの原因の多くが、「足の筋力」の衰えと、それに伴う足の骨格の歪みで生じるのです。
「視力をつかさどる目の筋力の衰え」と「歩行をつかさどる足の筋力の衰え」は年齢を重ねれば、誰にでも起こりうることです。
足の筋力の衰えは、体を支える土台が弱くなることにつながり、足の骨格の歪みや体の歪みにまで発展することがあります。
そこで、弱くなった足が体重の負荷に耐えて、無理なく体を支えられるようにサポートするのが靴やインソールの役目になります。
特に「インソール」には、メガネの「レンズ」のように、低下した足の筋力を補い、骨格の歪みを正す「補正効果」が求められるのです。
「目に合った」見やすい文字の大きさの新聞や雑誌を探すことと、「足に合った」歩きやすい靴を探すこととは、なんだか似ていませんか?。
但し、視力をサポートするための道具としてメガネ(健康靴)やコンタクトレンズ(インソール)が受け入れられているのに比べ、歩行をサポートするための健康靴やインソールの役割はほとんど知られていません。
そこが決定的な違いだと思います。
「検眼」ならぬ「足のカウンセリング」で、ご自身の足の筋力や足の骨格の歪みを明らかにすることが、快適な歩行をサポートする「足に合った靴やインソール」にめぐり合うための第一歩なのです。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/