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精神科医療の現場とアンガーマネジメント

谷川由紀

谷川由紀

テーマ:アンガーマネジメント

先日、日本精神科看護協会香川県支部様よりご依頼をいただき、
アンガーマネジメント研修の講師として登壇する機会をいただきました。

実は、ご依頼いただくのは今回で3度目。
繰り返しお声がけいただけることを、心よりありがたく感じています。



香川県支部には約200名の会員が所属されており、
役員の皆様のご経歴も実に多彩です。
精神科病院の第一線でご活躍されている看護職の方々はもちろん、
訪問看護の現場を担う方、県立保健医療大学の教育に携わる方、
さらには高校の看護科で次世代を育てておられる先生方もいらっしゃいます。

まさに、精神科医療の「臨床・地域・教育」を横断する皆様のお姿に、
毎回深い敬意を抱きながら登壇しています。

今回の研修は、精神保健福祉法改正という社会的背景とも無関係ではありません。
2024年4月から、精神科病院における虐待通報制度が新設され、
虐待防止に関する研修の実施が原則として年1回求められるようになりました。

この制度改正は、単なるルール変更ではなく、現場の倫理観や人間関係、
さらには「感情の扱い方」という極めて人間的な領域にまで問いを投げかけている
――そんな印象を受けています。

アンガーマネジメントも、まさにその文脈に重なります。
怒りを抑え込むための話ではありません。
感情を無理に消すための技術でもありません。

目指すのは、
「自分の感情を理解し、選択できる状態をつくること」。

そのための実践的な視点とスキルを共有する時間となりました。

なぜ今、感情がテーマになるのか


当初の予定を上回る約50名の皆様にご参加いただきました。
精神科領域の看護職の方々に限らず、
非会員の方や他職種の方にもお越しいただき、会場には多様な視点と温度が満ちていました。
会長はじめ理事の皆様の温かく力強いお声がけの賜物と、深く感謝しております。



医療の世界に限らず、
あらゆる職場において、感情との向き合い方は避けて通れないテーマです。
少し疲れを抱えた日常の中であっても、
視点がひとつ変わるだけで、見える景色は確かに変わります。

ほんの少し視点が変わるだけで、職場の空気は変わる。
ほんの一瞬の選択が、人間関係の未来を変える。

今回の研修が、どなたかの日常にそっと作用する小さな転機となっていれば、
これ以上の喜びはありません。

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谷川由紀
専門家

谷川由紀(社会保険労務士)

高松太田社労士事務所

社会保険労務士としての知識と実績を元に、人材不足対策の要となる働き方改革支援や女性活躍推進、高齢者、外国人等の多様な人材活用コンサルティングに強みをもつ。県内外でアンガーマネジメント研修等に多数登壇。

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