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谷川由紀プロはテレビせとうちが厳正なる審査をした登録専門家です

保育士の本音と向き合うアンガーマネジメント研修

谷川由紀

谷川由紀

テーマ:アンガーマネジメント

「怒らない保育」ではなく、「伝わる保育」へ


秋の気配が少しずつ深まりゆく頃、
県内のこども園にて先生方を対象に「パワハラ防止に生かせるアンガーマネジメント」というテーマで職員研修を担当しました。





日々、子どもたちと向き合い、仲間と協力しながら保育現場を支える皆さま。
そのあたたかな現場に、今回は「怒り」という少しだけデリケートな感情の話を持ち込みました。

感情は、“扱う”ことで変えられる


研修後、園長先生よりご丁寧な感謝状とともに、職員の皆さまから寄せられた感想を拝見しました。

ある先生は、
「怒りを見つめることで、自分の感情を大切にすることができると気づいた」

また、別の方は
「我慢を重ねた結果、不機嫌になってしまうことがある。自分の中に“怒りの芽”があると知れてよかった」

という振り返りを書いてくださいました。


さらに、次のような声も届いています:
・「いらっとすると、つい相手の“できていないところ”ばかりを伝えてしまっていた。これからは、“どうしてほしいのか”を自分の中で見つけてから伝えたい」

・「怒りは“ただのリクエスト”という言葉が心に残った。我慢するのではなく、相手のためにも上手に伝えたいと思った」

・「自分の“当たり前”や“普通”を押しつけないようにしたい。職場が気持ちよくなるように、自分なりに考えて行動したい」

・「怒りの裏には、“〜すべき”という自分の価値観が隠れていることにハッとした」

・「子どもや保護者、同僚との関わりの中で、“伝え方”を見直す大事さを実感した」


怒りは、決して悪者ではありません。
けれど、それを自分も相手も傷つけるかたちで“爆発”させてしまうとしたら、やはり扱い方を学ぶ価値がある。
そのことを、皆さまがそれぞれの現場に引き寄せながら、真剣に考えてくださっていたことが行間からにじんでいました。

「子どもに伝える言葉」と「自分にかける言葉」


特に印象的だったのは、保護者対応や後輩指導に活かしたいという声が多かったこと。
保育現場では、どうしても「感情を後回しにして、役割を優先する」ことが当たり前になってしまいがちです。

でも、怒りを「なかったことにする」のではなく、
「私は今、○○に困っているんだな」と自覚することができれば——

自分にも、相手にも、必要以上にきつくならずに済むかもしれません。

子どもたちに優しく語りかけるように、
自分の感情にも少し優しくなれる。

アンガーマネジメントは、そんな“自分との付き合い方”を教えてくれるツールでもあります。


園長先生からも「人とのかかわりの中で、大切なものを学ぶことができました」というメッセージをいただきました。

限られた時間の研修ではありましたが、
この学びが日々の関わりの中に根を張っていくことを願っています。

また、次回皆様とお会いできる機会を楽しみにしています。

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谷川由紀
専門家

谷川由紀(社会保険労務士)

高松太田社労士事務所

社会保険労務士としての知識と実績を元に、人材不足対策の要となる働き方改革支援や女性活躍推進、高齢者、外国人等の多様な人材活用コンサルティングに強みをもつ。県内外でアンガーマネジメント研修等に多数登壇。

谷川由紀プロはテレビせとうちが厳正なる審査をした登録専門家です

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