国・地方公共団体等の人事・研修担当者向け機関誌にて離職防止の取組み記事が掲載されました
頑張りすぎない、お互い様でより豊かな人間関係を
昨年、穴吹学園看護通信同窓会 卒後研修講演会の講師を担当させていただきました。
コロナ禍により、収録をしたものを、全国の医療現場で活躍されている主に卒業生である看護師の方々向けにご覧いただくかたちで開催されました。
検討の結果、ワークライフバランスやストレス解消の少しでもヒントになれば・・・と思い、下記の3つの内容をお伝えしました。
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① 自分らしく生きるための時間管理
② 「頼る力」を身につける
③ 「思考の癖」を見直してみよう
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普段、おそらく頼られることが多い看護師の皆様ですが、ご自身を大切に、自分らしく生きていただくためには「頼る力」を身につけて、すべて自分で抱え込むことなく、積極的に周りの方に頼ることも頑張って欲しいと思っています。
いつもお伝えしているのですが、頼ることは、決して相手に負担を強いることではありません。
そもそも、ヨーロッパなどでは、幼い頃から「人は迷惑をかけて生きていくもの。
だから他の人の欠点も受け入れてあげなさい」と教育を受けます。
・母親だから家事も仕事も上手にこなさなければならない
・いい年だから自立していないといけない
・男性だから弱音を吐いてはならない
・仕事は最後まで一人で成し遂げなければならない
人に頼ることを、まるで悪いことのように思う風潮は、
「助けて(SOS)」を出すハードルを上げる要因になり、時には、その“自立”が“孤立”を招くことにもつながるのではないでしょうか。
真の自立は「一人で出来ること」と「他人に頼ること」を見極め、互いに助け合い、全体にとってもっとも良い方法を選ぶことだと思います。
「頼る力」については、子育て中の保護者向けや、再就職支援の講座などで、技術的にお伝えする機会をいただいています。
今回、たくさんの卒業生の方々にご覧いただいたとご報告いただきました。
これからも、頼る力を技術として、お伝えしていけたらと思っています。