コラム
リーダーの「思考停止」
2021年8月24日
ある歴史学者によると、太平洋戦争から今日に至るまで、
時のこの国のリーダーである首相が、想定外の国家的危機に直面し
「思考停止」に陥ったのは、2度あったとのこと。
1度は広島に原爆が投下された時、もう一つは福島原発事故の時だそうだ。
しかし、残念ながら出口が全く見えないこのコロナ渦の中で、
3度目の「思考停止」が、起きようとしている。
止まらないコロナ感染拡大の元では、「災害」から「人災」になろうとし
十分な治療を受けられず自宅で急死するリスクを、国民は負わされている。
「絶望と悲劇の現実」が、目の前にある。
「1回目ワクチン接種率40%でコロナは終息の方向に動く」と断言した首相の
メッセジー力は空しささえ感じる。
それでもなお「ワクチン接種さえ進めば何とかなる」と、今も考えている
この国のリーダーは「思考停止」状態に入っているのではないだろうか?
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