産めない島、死ねない島
東京電力は、福島第2原発・4基を廃炉することを決定した。
事故を起こした福島第1と合わせて、福島県内の10基すべてが廃炉となる。
これで、東京電力が持つ原発は柏崎刈羽(新潟県)だけになった。
東日本大震災以降、廃炉を決めた原発は今回のものを入れて、21基に上り
再稼働した原発の2倍以上になる。
2015年に関西電力の美浜1、2号機(福井県)、九州電力の玄海1号機(佐賀県)等5基の
廃炉が決定。
その後も四国電力の伊方1、2号機(愛媛県)や東北電力の女川1号機(宮城県)等の廃炉が
決定している。
政府内には再稼働を目指す動きもあるようであるが、地元の強い意向を受けて
断念する電力会社が続いている。
このような情報は、意外と大きく取り上げられることもなく、国民に知らされていない
事実のようである。
ただし、廃炉と簡単に言っても40年以上の時間を要することも、また事実である。