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上野峰喜

環境に優しい電解水や食品資源リサイクル機器のプロ

上野峰喜(うえのみねき)

株式会社金沢テックサービス

コラム

名付け親は、あの吉田茂の長男・吉田健一

2019年7月5日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:地域の文化

コラムカテゴリ:くらし

こよなく金沢という町を愛し、旨い酒と料理を求めて金沢を訪れていた
一人の英文学者がいた。
彼の名前は、吉田健一(1912 ~ 1977)。
あの吉田茂の長男である、麻生太郎副総理の伯父にあたる。


   
その食通、愛酒家の彼が、有段者のための酒として命名した酒がある。
それが、福光屋酒造の「黒帯」である。


           
彼は、命名に寄せて以下の一文を残している。(原文のまま)

酒はただ飲めばいいやうなものでも
味がただの酒と思はせるものでなければならない。
それを飲む方はそれでいいのであっても、
その酒を造る方のくしんは並大抵のものではない。
言はば苦心すればする程ただ酒でしかないものが出来上がって
酒好きを喜ばせるといふことになるのだらうか。

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