コラム
デパート撤退で「号外」まで出るの ?
2019年4月23日 公開 / 2021年3月2日更新
先日、大和百貨店(本社・金沢市)の高岡店が撤退すると報道された。
地元の高岡市では、「号外」が出るほどの衝撃的なニュースのようだったらしい。
筆者はその直後、所用で高岡を訪れた際に、大和・高岡店と隣接する御旅屋商店街を
訪ねてみた。
大和・高岡店については、ちょうど北海道物産展を開催していたが確かにお客の数より
従業員の数の方が目につく。
事業としての展望が描けず、撤退した決断も致しかない・・と感じる。
(真昼のデパート正面玄関、定休日ではありません)
御旅屋商店街に至っては、「シャッター通り」を超えて「ゴースト商店街」である。
北陸新幹線開業の効果と恩恵もあまりなく、財政危機に直面している高岡市。
身の丈以上のハコモノを建設したツケが、今になって来たのかもしれない。
予想以上に少子高齢化と人口減少が進む中で、更にその先を見据えた「街づくり」が
必要であったのであろう。
新幹線がやって来るから、必ず恩恵を受けるという・・幻想を捨てるべきであろう。
(あの高岡大仏は、市民に何を諭すのであろうか ? )
最後に・・
金沢も「対岸の火事」とは、言っていられないかもしれない。
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