コラム
このお店は、イエローカード? レッドカード?
2019年3月11日 公開 / 2021年3月2日更新
いま、無責任な「バイトテロ」なるものが世間を騒がせ、大手飲食店は大きな痛手を
受けている。SNSでの受け狙いが目的のようであるが・・
さて話は変わるが、先日知人と仕事の打合せをすることになり、昼食(外食)をすることとなった。
そのお店は、今までにも何度が打合せに使い、家族的な雰囲気で、食材もこだわり
安心できるお店と思っていた。
ところがその日は、まさに料理が我々の席に運ばれようとする時に、知人がカウンターの
方向に指をさす。
(※ 写真と当該のお店とは関係ありません)
なんと、今からお客が食しようとしている料理を、スマホで何枚も写真撮影しているのである。
それも、料理を作った本人とその家族の二人がかりでの大撮影会?であった。
撮影後は、何もなかったように料理は我々の席の方に、平然と運ばれてくる。
二人のひそひそ話から漏れ聞こえてくるのは、出来栄えの記録とSNSに掲載するとか・・
お客の目の前で平然と写真撮影をするこの行為には、怒りと不快のみである。
この経営者は、本業の本質を完全に見失っている。
ある経済誌に「飲食店の9割近くは開業5年以内に閉店廃業に追い込まれる
生き残るには、非常に厳しい業界である」と書いてあった。
言いかえれば、9割が「レッドカード」を突き付けられているのである。
生き残れるのは、1割のお店だけである。
ちなみに、私と知人はこのお店にもう二度と行くことはないであろう。
「レットカード」である。
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